日本HP、クラウドコンピューティング実現のための製品群を同時発売 〜 Insightやサーバを拡充 | RBB TODAY
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日本HP、クラウドコンピューティング実現のための製品群を同時発売 〜 Insightやサーバを拡充

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スケールアウト環境向けx86サーバ「HP SE2120」
  • スケールアウト環境向けx86サーバ「HP SE2120」
 日本ヒューレット・パッカードは9日、クラウドコンピューティングを実現する運用管理ソフトウェア製品「HP Insight Dynamics - VSE 4.1」「HP Insight Orchestration」「HP Insight Recovery」、および日本専用のラックマウント型サーバ「HP SE2120」を発表した。

 また、クラウドコンピューティングの視点をあらたに加えた、「アダプティブ・インフラストラクチャ」実現のためのロードマップと具体的ソリューションを提示する無償アセスメントサービス「アダプティブ・インフラストラクチャ成熟度モデル Ver.2」も発表した。クラウドコンピューティング実現に向けた統合ソリューションを提供するためのタスクチーム「NGDCイニシアティブ」も設立する。

 クラウドコンピューティングは、インターナルクラウドと呼ばれる社内向けIT環境と、エクスターナルクラウドと呼ばれるインターネット経由でサービスを提供する事業者向けIT環境の2つの分野に分けることができるが、日本HPはこれまで、社内向けIT環境を中心に、「アダプティブ・インフラストラクチャ」としてITインフラストラクチャを展開してきた。今回、クラウドコンピューティング実現のために製品、サービスのポートフォリオを拡大することで「アダプティブ・インフラストラクチャ」を進化させる。

 「HP Insight Dynamics - VSE 4.1」はHP ProLiantサーバおよびHP Integrityサーバ上の物理および仮想リソースのキャパシティを分析し、プロビジョニング(システム構成・変更・移動など)を実現する統合管理ソリューション。HP ProLiantサーバ向けの「HP Insight Control」とHP Integrityサーバ向けの「HP Virtual Server Environment (VSE)」を統合したことに加え、バージョン4.1では、あらたなハイパーバイザ、マルチサーバ環境への対応が強化された。ハイパーバイザとしてVMWare ESX に加え、Microsoft Windows Server 2008 Hyper-VおよびVMWare ESXiに対応したほか、HP Integrity Virtual Machinesにオンライン移行機能を追加、論理サーバの対象として、HP Integrity ブレードサーバに対応する。「HP Insight Orchestration」は、HP Insight Dynamics-VSEを拡張する製品で、複数のサーバ、たとえばWebサーバ、DBサーバ、アプリケーションサーバを1つのシステム構成としてテンプレート化し、自動的なプロビジョニングを実現する。「HP Insight Recovery」はHP StorageWorks Continuous Access EVA と連携し、HP Insight Dynamics - VSE で構築した物理および仮想リソースのデータレプリケーションを可能にし、複数のサイト間でのディザスタリカバリ環境を実現する。

 スケールアウト環境向けx86サーバ「HP SE2120」は、1Uに2台の完全に独立したノードを収納する高密度設計のラックマウント型サーバで、電源ユニットも各ノードに搭載する。無償アセスメントサービスは、現在のIT環境を可視化し、「アダプティブ・インフラストラクチャ」実現までのロードマップを提示する無償アセスメントサービス。

 価格および出荷日は「HP Insight Dynamics - VSE  4.1」(HP ProLiantサーバ環境向け)が税込157,500円〜(2月9日)、「HP Insight Dynamics - VSE  4.1」(HP Integrityサーバ環境向け)が105,000円〜(2月9日)、「HP Insight Orchestration」が94,500円〜(3月上旬)、「HP Insight Recovery」が115,500円〜(3月上旬)、「HP SE2120」(2ノード標準搭載)が378,000円〜(今春予定)。
《冨岡晶》
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