アカマイとマイクロソフト、SilverlightでHD映像配信技術を共同推進 | RBB TODAY

アカマイとマイクロソフト、SilverlightでHD映像配信技術を共同推進

エンタープライズ その他

【左】マイクロソフトの執行役デベロッパー&プラットフォーム統括本部長である大場章弘氏【右】アカマイの代表取締役社長である小俣修一氏
  • 【左】マイクロソフトの執行役デベロッパー&プラットフォーム統括本部長である大場章弘氏【右】アカマイの代表取締役社長である小俣修一氏
  • AdaptiveEdge Streaming for Microsoft Silverlightの仕組み
  • 今後のスケジュール。3月にはライブ配信機能を追加し、6月には商用サービスを開始する
  • デモサイトの「SmoothHD」。画面の下のバーで見たい動画が選べる。テレビのチャンネルのように素早く切り替えられるほか、フル画面でも楽しめる
  • Silverlightの進化。2007年にバージン1.0がリリース、2008年には著作権管理大規模配信などに対応した2.0が登場した
  • IIS 7.0 Smooth Streamingの概要。IIS 7.0 Smooth Streamingは、IIS 7.0の拡張機能としてリリースする予定。クライアントの回線速度などをモニタリングしながら、最適な映像を配信する
 アカマイとマイクロソフトは21日、マイクロソフトのWebブラウザ向けプラグイン「Silverlight」を用いたハイビジョン映像配信サービス「AdaptiveEdge Streaming for Microsoft Silverlight」の試験提供を開始した。

 AdaptiveEdge Streaming for Microsoft Silverlightでは、Silverlightと、マイクロソフトのWebサーバ「Internet Information Servies 7.0」(IIS 7.0)、アカマイの配信ネットワークを採用。IIS 7.0には、クライアントの環境をモニタリングしながら映像が配信できる機能「Smooht Streaming」を搭載する。

 アカマイの代表取締役社長である小俣修一氏は、AdaptiveEdge Streaming for Microsoft Silverlightについて「マイクロソフトとアカマイが手を組まなかったら実現できなかった技術」と自信を見せた。映像をハイビジョン品質で配信できるとともに、「テレビチャンネルを切り替えられるように」と表現するほど、快適な操作性が売りだ。

 今後の予定だが、3月にはマイクロソフトの開発者向けイベント「Microsoft MIX 09」にてライブ配信機能を発表、6月には商用サービスを開始する。

 また同時にSilverlightベースの映像配信プレイヤーを開発する「メディアプレイヤーフレームワーク」(Media Framework)も発表した。

 米国ではテレビ局の動画配信が盛んで、「各社ともユーザインターフェイスやコンテンツ配信の仕組みなどを工夫している」という状況。アカマイは、その多くのシステム構築に関わっており、Media Frameworkは「その経験を踏まえて、Media Frameworkを日本の皆さまにも公開した」と言った具合だ。

 なおアカマイでは、Media Frameworkを用いてインターフェイスを設計し、AdaptiveEdge Streaming for Microsoft Silverlightを用いて映像を配信するデモサイト「SmoothHD」を公開している。

 マイクロソフトの執行役デベロッパー&プラットフォーム統括本部長である大場章弘氏は、「今回は、日本法人の2社で発表したが、米国の本社同士でも協業が進んでいる」として、両社の協力関係は世界規模で進んでいると話す。

 また、「新しいITを考えるに当たっていくつか重要な要素ある」として、「SaaSなどで管理コストを下げる」ことと「新しいITを考えるときにユーザの使い心地」の2点を挙げた。そのうえで、「この視点でSilverlightとアカマイの協業はお客様に大きなメリットが提供できる」とアピールした。

 Silverlightの利用実績としては、NBCでの北京オンオリンピックの動画配信がある。会期中の17日間で、17億ページビュー、7,000万の動画を配信した。さらに、利用時間が3分から27分に向上したという数字もあげた。「すばらしい動画の経験は、Webの利用時間を飛躍的に延ばして、広告などのビジネスの価値が高められる」とSilverlightのメリットを強調した。
《安達崇徳》

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