ソニエリ、2008年度第3四半期の連結業績概要を発表〜ヒット端末出るも損失膨らむ | RBB TODAY
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ソニエリ、2008年度第3四半期の連結業績概要を発表〜ヒット端末出るも損失膨らむ

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 ソニー・エリクソン・モバイルコミュニケーションズABは17日、、2008年度第3四半期(2008年7〜9月期)の連結業績概要を発表した。

 発表によると、販売台数は前期比で増加、前年同期比で横ばいとなる2,570万台、売上高は前年同期比10%減となる28億800万ユーロ、売上総利益率は前年同期比、前期比で低下となる22%、営業損失は3,300万ユーロ、営業利益率は−1%となっている。税引き前損失は2,300万ユーロ、当期純損失は2,500万ユーロとなっている。

 サイバーショット携帯電話「C902」がヒットするなど前期末に出荷された新製品が好調な売り上げを記録したが、特に欧州において厳しい競争環境が継続し、税引き前損失がふくらんだ。同社携帯電話の平均販売価格は前期比、前年同期比ともに低下しているが、市場シェアは約8%と前期とほぼ同レベルであったと推定されている。

 また、音楽配信サービスの次のステップと位置づけられている高速・高音質音楽ダウンロードサービス「PlayNow plus」を発表し、スウェーデン・Telenorとともに同サービスを組み込んだ特別仕様のウォークマン携帯電話「W902」を利用して第4四半期中にサービスを開始する予定となっている。また、2009年初旬から順次他の通信業者と連携して全世界での展開も検討されている。

 さらに、新たなサブブランド「Xperia」でのマルチメディア・コンバージェンス機の発売に向けて本格的なマーケティングキャンペーンを実施し、今期末に「Xperia X1」の出荷を開始している。

 2007年度の業績に基づく配当として、エリクソン、およびソニーの両親会社にそれぞれ1億5,000万ユーロを今期中に支払い、当期末のネット・キャッシュは14億ユーロとなった。
《富永ジュン》
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