松下、「LUMIX」の新モデルとしてミラーレス構造採用のデジタル一眼カメラ——新キャラ・樋口可南子がPR | RBB TODAY
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松下、「LUMIX」の新モデルとしてミラーレス構造採用のデジタル一眼カメラ——新キャラ・樋口可南子がPR

IT・デジタル デジカメ
本体のLUMIX DMC-G1とアクセサリー
  • 本体のLUMIX DMC-G1とアクセサリー
  • 新キャラクターに起用された女優・樋口可南子さん(右から3人目)と女流一眼隊
  • 松下電器産業代表取締役副社長・牛丸俊三氏(左)と握手を交わす樋口さん
  • 発表会で披露されたLUMIX DMC-G1
  • 発表会で展示された「ミラーレス構造」を説明するパネル
  • 発表会で展示された「Wライブビュー」を説明するパネル
  • Mini HDMI端子を搭載し、同社のAV機器との接続も可能
 松下電器産業は12日、ミラーレス構造を採用した新世代デジタル一眼カメラ「LUMIX DMC-G1」/レンズキット「DMC-G1K」/ダブルズームレンズキット「DMC-G1W」の発表会を都内で開催。新キャラクターに女優の樋口可南子さんを起用し、PRを展開した。

 同製品の発売日は10月31日。価格はオープンで予想実売価格は、本体のみDMC-G1が80,000円、35mm判換算で広角28〜中望遠90mmのレンズ「LUMIX G VARIO 14-45mm/F3.5-F5.6 ASPH./MEGA O.I.S」を付属したレンズキットDMC-G1Kが90,000円、LUMIX G VARIO 14-45mmに加えて35mm判換算で中望遠90〜長望遠400mmのレンズ「LUMIX G VARIO 45-200mm/F4.0-F5.6 MEGA O.I.S.」を付属したダブルズームレンズキットDMC-G1Wが125,000円。

 同製品は、2007年9月発表のデジタル一眼レフカメラ「LUMIX DMC-L10」に続くLUMIXシリーズの新モデル。コンパクトデジタルカメラ並みの使いやすさと、デジタル一眼レフカメラ並みの画質を兼ね備えた製品となる。コンパクトデジカメでは物足りなく、一眼レフカメラでは“ごつくて重くて”使いにくい、という女性層がメインターゲットだ。

 「知的でアクティブな女性にお使いいただければと考えている」と話すのは同社代表取締役副社長・牛丸俊三氏。そこで同製品の新キャラクターに起用されたのは女優・樋口可南子さん。「透明感のある美しさと演技力で憧れの女性として、幅広い年齢層の女性から人気のある樋口さんはG1のコンセプトにふさわしい」という。

 和服姿に身を包む樋口さんはステージに上がると、同製品を手に持ち開口一番「こんなにも大勢の方がこちらにカメラを向けているので、さすがはカメラの発表会だなあと感じます」と話し会場が沸いた。さらに、「(同製品を初めて見た感想は)とにかくかわいらしい。カメラというと大きくて重たいイメージがありますけど、このカメラはとっても軽くて持ちやすい。持ち歩いてうれしくなるわ」と、PRした。

 そんな同製品が最大の特徴としているのは、女性でも気軽に扱えるように小型化・軽量化をしたこと。そのために、一眼レフカメラで当たり前のミラーを装備しない、ミラーレス構造を開発したという。「新世代一眼に課せられたのは軽量小型化。そのために、小型化の妨げとなっていたミラーを取り外すという大きな決断を下したのです」。発表会でこのように解説したのはパナソニックAVCネットワークスのDSCビジネスユニット、ビジネスユニット長の松本時和氏だ。

 同製品では、マイクロフォーサーズシステム規格の採用により、ペンダーミラーやサイドミラー、メインミラーなどのミラーBOXを取り外したミラーレス構造を開発した。レフにあたるものがなくなるため、「一眼」ではあるものの「一眼レフ」ではないといえる。そして従来、ミラーBOXが担っていた測光・測距は、撮像センサーで受けた情報をダイレクトで読み取ることで行い、AFは高精度かつ高速のコントラストAF方式を採用している。

 また、フランジバック(マウントと撮像素子との間隔)を従来機L10の約40mmからG1では約20mmへ大幅に短縮化。レンズの小型化にも結びついたという。こうして本体サイズは、L10の幅134.5×高さ95.5×奥行き77.5mmから、G1では幅124×高さ83.6×奥行き45.2mmへ小型化した。重さも、L10の約480gからG1では約385gへと軽量化が図れたという。

 次に特徴となるのは、小型軽量のためにミラーレス構造を採用したため、ライブビューファインダー(LVF)がベースとなることだ。同製品で採用したのは144万ピクセル相当の高精細LVF。ディスプレイは3型(アスペクト比3:2)で46万ピクセルの高精細広視野角液晶を搭載する。そして、ファインダーを覗き込んだときにはファインダー上に被写体を写し、ファインダーから目を離し液晶ディスプレイで確認するときにはディスプレイ上に被写体を写すという、ダブルライブビューを可能としている。なお、ファインダーの脇にアイセンサーを装備し、自動で2つのライブビューをシームレスに切り替える仕組みともなっている。

 ほかには、同社コンパクトデジカメ「FX」シリーズで好評の「おまかせiA」機能を搭載し、簡単操作を実現するとともに、マニュアル撮影やフィルムモードの選択、リアルタイムの露出補正・色調整機能など、高度な撮影も容易に行なえるようにしている。また、撮像部には新開発の4/3型1,210万画素「Live MOSセンサー」を装備し、高解像と低消費電力を両立。レンズ交換式カメラでは重要なセンサーに付着するゴミやホコリを超音波で自動除去する「ノンダストシステム」も備えている。なお、L10と同様、左右180度、上下270度に回転する「フリーアングル液晶」を搭載している。

 なお、樋口さんを中心に、ハリウッドでも活躍する女優・鳥居かほりさんや、世界に誇るソプラノ歌手・鈴木慶江さん、さらに20代の2名のモデルを加え計5人の女性で「女流一眼隊」を結成。今後、同隊5人の出演するテレビCMが放映されるという。

 おもな仕様は以下のとおり。

●LUMIX DMC-G1
・撮像素子:4/3型、総画素数1,306万画素、Live MOS センサー
・画素数:有効画素数1,210万画素
・感度:ISO100〜3200
・記録メディア:SD/SDHC/MMC
・液晶:3.0型
・シャッター速度範囲:1/4000〜60秒
・インターフェース:Mini HDMI TypeC(1.3b対応)/USB 2.0 High SPEEDなど
・カラー:コンフォートブラック/コンフォートレッド/コンフォートブルー
・本体サイズ:幅124.0×高さ83.6×奥行き45.2mm
・重さ:約385g
・付属品:バッテリーパック/ACアダプタ/ビデオケーブル/USB接続ケーブル/ストラップ/アイピースキャップ/ボディキャップなど
《近藤》
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