NECとグローバルサイン、企業向けカスタム認証局構築・連携分野で協業 | RBB TODAY
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NECとグローバルサイン、企業向けカスタム認証局構築・連携分野で協業

エンタープライズ その他
 日本電気およびGMOインターネットグループのグローバルサインは30日、企業向けのカスタム認証局構築・連携分野で協業したと発表した。

 NECの認証局ソフトウェア「PKIサーバ/Carassuit(カラススィート)」とグローバルサインのパブリック認証局サービス「マネージドRAサービス」を連携し、自社システムに最適なカスタム認証局の構築を支援するもの。「マネージドRAサービス」により発行されるクライアント証明書は技術標準(X.509)に準じており、S/MIME署名や標準的なクライアント認証などへの利用が可能となる。カスタム認証局では、組織外(社外・学外など)との電子メール送受信におけるS/MIME署名・暗号化や、Microsoft Officeで作成された文書等のドキュメントファイルに付与するデジタル署名のパブリック証明書発行が可能になる。また「PKIサーバ/Carassuit」の管理画面で、登録局やカスタム認証局などを統一的に管理できるようになる。

 これまで「PKIサーバ/Carassuit」では、主に企業内のクライアント認証やOSへのログオン認証(スマートカードログオン)の証明書発行のために、プライベート認証局との接続機能が提供されていたが、海外を含む組織外とやりとりするメールへのS/MIME目的や、不特定多数に配布するドキュメントに電子署名を活用したいという要求が増えていたため、今回、両社の協業により、多くのアプリケーションに対応するパブリック認証局との連携が実現したという。

 なお、北陸先端科学技術大学院大学では、本システムが先行納入されており、学内における認証システムとしてすでに稼動開始しているとのこと。学外へ重要な情報をメール送信する際の暗号化、ICカードによる本人認証強化などに利用されているという。

 「PKIサーバ/Carassuit 外部認証局接続オプション」が9月12日出荷予定で、最小構成価格は税別250万円〜。
《冨岡晶》
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