【ホームルーター速度比較】「ドコモhome 5G」が平均119Mbpsで独走!!(RBB SPEEDTEST 5月集計) | RBB TODAY
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【ホームルーター速度比較】「ドコモhome 5G」が平均119Mbpsで独走!!(RBB SPEEDTEST 5月集計)

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 工事不要で開通できる手軽さから、単身世帯や引越し直後のつなぎ回線として存在感を増しているホームルーター。弊社の新入社員でも、光回線ではなくホームルーターを設置している者が結構いる。また先日などは、近所に一人暮らしをしているお年寄りが、簡単にネット接続ができるからとホームルーターを申し込んでいるケースもあった。ホームルータも5G対応端末が主流となった今、その実力はどうなのか?


 編集部では「RBB SPEED TEST」(アプリ版)のログをもとに調査を実施。直近の2026年5月分の計測ログ(87,211計測)のうち、モバイル回線を利用した据置型ホームルーターに絞り込み、主要サービスの下り速度を集計・比較した。

 ホームルーターは主にキャリアショップや家電量販店などで手に入れることができる。光回線のような開通工事を必要とせず、コンセントに挿すだけで各社のモバイル回線(4G/5G)に接続してインターネットを利用できる仕組みだ。手軽さが魅力である一方、通信品質は屋外の基地局から届く電波に依存するため、加入前に自宅がどのキャリアのエリア内にあり、どの程度の電波強度が得られるかを確認しておくことが重要となる。

 また、ホームルーターは有線LAN接続に対応した機種も多いが、基本的にはWi-Fiで利用する人が多い。この場合、ルーター本体が受信するモバイル電波の強さに加え、ルーターと端末の間の距離や壁などの障害物といった屋内のWi-Fi環境も速度に影響してくる。

 さて、主要ホームルーターサービスの下り平均速度をみてみると、NTTドコモの「home 5G(home 5G HR02)」が119.56Mbpsで1位となった。以下、ソフトバンクの「SoftBank Air(Airターミナル6)」が93.11Mbps、UQコミュニケーションズの「UQ WiMAX +5G(Speed Wi-Fi HOME 5G L13)」が76.60Mbps、楽天モバイルの「Rakuten Turbo(Rakuten Turbo 5G)」が63.69Mbpsと続き、主要4サービスによる明確な階層が浮かび上がる結果となった。

※表中の速度はすべて下り速度
※対象は30以上の計測があるもの

Wi-Fi接続時のホームルーター下り平均ランキング

順位

サービス名

事業者名

速度(Mbps)

計測数

1

home 5G(home 5G HR02)

NTTドコモ

119.56

905

2

SoftBank Air(Airターミナル6)

ソフトバンク

93.11

1,113

3

UQ WiMAX +5G(Speed Wi-Fi HOME 5G L13)

UQコミュニケーションズ

76.60

759

4

Rakuten Turbo(Rakuten Turbo 5G)

楽天モバイル

63.69

410

 特筆すべきは1位のドコモ「home 5G」で、2位のSoftBank Airに約26Mbpsの差をつけての首位となっている。100Mbpsを超えた計測の割合をみても、home 5Gは全計測の49.2%と半数近くに達しており、他サービス(SoftBank Air 27.0%、UQ WiMAX 28.3%、Rakuten Turbo 17.6%)を大きく引き離している。ドコモの5Gネットワーク展開が着実に成果を上げているとみられ、ホームルーター市場においても存在感を示す結果といえる。

 一方で計測数をみると、SoftBank Airが1,113計測と最多となった。ホームルーター全体の3分の1以上を占めており、ユーザー数の多さがうかがえる。ただし平均は93.11Mbpsと2位にとどまっており、home 5Gに約26Mbpsの差をつけられた形だ。

 ホームルーターは光回線と異なり、屋内での電波の受信状況が速度を大きく左右する。設置場所や基地局との距離といった環境要因が計測値に反映されやすい特性を踏まえると、契約者層の広さがそのまま平均速度を押し下げている可能性も考えられる。

中央値からみる「体感速度」の実態

 また、中央値についても算出した。中央値とは、全計測データを速い順に並べた際に総計測者数の中心となる値で、平均値のように一部の突出して速い計測や遅い計測の影響を受けにくく、「典型的なユーザーが体験する速度」を表す指標である。

事業者別 平均値・中央値比較

事業者

サービス数

総計測数

平均(Mbps)

中央値(Mbps)

中央値/平均

NTTドコモ

1

905

119.56

98.09

82.0%

ソフトバンク

1

1,113

93.11

55.11

59.2%

UQコミュニケーションズ

1

759

76.60

47.76

62.3%

楽天モバイル

1

410

63.69

45.62

71.6%

 対象4サービスを合算した全体の中央値は59.12Mbps、平均は92.90Mbpsとなった。

 中央値と平均値の比較でみると、ドコモhome 5Gは中央値が平均の82.0%と両者の差が最も小さく、「典型的なユーザーが安定して高速を得ている」ことがうかがえる。対してSoftBank Airは中央値55.11Mbps、UQ WiMAXは47.76Mbps、Rakuten Turboは45.62Mbpsと、いずれも中央値ベースでは50Mbps前後に収束している。特にSoftBank Airは中央値が平均の約6割にとどまっており、一部の高速計測が平均値を押し上げている構図が読み取れる。利用環境や設置場所による当たり外れが比較的大きいサービスといえるだろう。

 なお、計測数30件未満のため今回のランキング対象外としたが、参考までにGMOインターネットグループの「とくとくBBホームWi-Fi(L13)」(17件、平均83.26Mbps)、FREEDiVEの「MUGEN WiFi(L12)」(22件、平均122.02Mbps)など、L13/L12端末を採用するMVNO系サービスも一定数の計測がみられた。今後、計測数が積み上がることで、MNO4社以外の選択肢の実力も見えてくるものと思われる。

 5G時代の到来とともにホームルーターは「工事不要で高速通信を得られる手段」として存在感を増している。今回のデータでは、ドコモhome 5Gが速度・安定性ともにリードする結果となったが、SoftBank AirやWiMAXも100Mbps超の計測が全体の約4分の1以上を占めており、実用面では十分なポテンシャルを持つ。各事業者のネットワーク増強と5Gエリア拡大が続くなか、今後の競争がさらに激化していくものと思われる。




《福田マリ》

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