映画『エルヴィス』カンヌで最長12分間のスタンディングオベーション! | RBB TODAY
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映画『エルヴィス』カンヌで最長12分間のスタンディングオベーション!

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映画『エルヴィス』第75回カンヌ国際映画祭(c)Kazuko WAKAYAMA
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 7月1日に日本公開を控える映画『エルヴィス』が、第75回カンヌ国際映画祭アウトオブコンペ部門に出品され、25日(日本時間:26日早朝)にワールドプレミアとして世界で初お披露目された。そして、主演のオースティン・バトラー、エルヴィスの才能をいち早く見つけた強欲マネージャートム・パーカー役のトム・ハンクス、バズ・ラーマン監督らが参加するレッドカーペット・セレモニーと記者会見が行われた。

 同作は、若くして謎の死を遂げたスーパースター“エルヴィス・プレスリー(オースティン・バトラ)”の型破りな生きざまと圧巻のパフォーマンスとともに描くミュージック・エンタテイメント。

 会場前に敷かれたレッドカーペットには世界中のマスコミであふれかえり、大盛り上がり。オースティン、トム、バズ監督らが登場すると、会場からは大きな歓声が沸き起こり一斉にフラッシュが焚かれた。公式上映後は本年度のカンヌ国際映画祭では最長となる12分間のスタンディングオベーションが起こり、バズ監督とオースティンは、目にうっすらと涙を浮かべ、感無量の様子をみせた。そしてオースティンは、まるでエルヴィス・プレスリーが空から見守っているとでも言うように空を指差し、感動した面持ちで宙を見上げた。

 記者会見は翌日26日(日本時間:26日夜)に開催。バズ監督とオースティン、トム、エルヴィスの妻・プリシラ役のオリヴィア・デヨング、エルヴィスと同じくロックの創始者の一人であり、アメリカのシンガーソングライターであるリトル・リチャード役のアルトン・メイソンらが出席。

 エルヴィスの生涯を描く同作についてバズ監督は、作品のためにリサーチ班を作り、実際にプレスリーがブラック・ミュージックに浸ったメンフィスに滞在したことで、プレスリーのこと、さらにミュージシャンとしての彼をより理解することができたとコメント。さらに、「彼は若いときからブラック・ミュージックに親しみ、B・B・キングとの交流も有名だった。ブルース、ソウル、ゴスペルなどさまざまな音楽に浸り、そこからインスピレーションを得て、自分なりの音楽を作り上げた。彼はよく『俺はキング・オブ・ロックンロールじゃない、それに浸って発散しただけだ』と語っていたが、僕は彼こそキングだったと思う。そしてとてもスピリチュアルな人だった。そのパフォーマンスはパンクロッカーの元祖と言えると思う」と語った。

 オースティンは役作りについて尋ねられると「3年間彼に浸り続けた。何度も何度もクリップを見直し、彼の動き、その声、眼差しなどを研究した。そうやって浸り続けたおかげで、鏡を見て、自分でもなんだかプレスリーみたいだと思えるようになった(笑)。でも僕にとって大事だったのは、彼のソウルがにじみ出るようにすることだった。3年間、彼のレガシーに浸り、素晴らしい人物の人生を生きたことは、本当に心を動かされた経験だった」と話した。

 一方、「悪役」とされるマネージャーに扮したトム・ハンクスは、陽気に記者会見場を沸かせた。「僕はプロだからね。お金をもらえればどんな人物にもどんな服装にもなるよ(笑)。(自分が演じた)トム・パーカーのことはよく知らなかった。この役を演じることになって、どんな人物だったか知って驚いた。彼は強欲だったけれど、プレスリーを最初に見出してスターにした人物だ。もっともプレスリーの音楽に感銘したというより、観客の反応に衝撃を受けたんだけど。プレスリーの音楽的な功績を世に残したという点だけは認められるだろう」とコメントした。
《松尾》
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