水絡みの災害にも対応する防水仕様の非常用持ち出し袋 | RBB TODAY
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水絡みの災害にも対応する防水仕様の非常用持ち出し袋

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防水仕様のリュックと13種類(Cタイプは17種類)の防災グッズがセットになった「防災セット ラピタ」シリーズ(撮影:防犯システム取材班)
  • 防水仕様のリュックと13種類(Cタイプは17種類)の防災グッズがセットになった「防災セット ラピタ」シリーズ(撮影:防犯システム取材班)
  • テントなどに使われるタフで水に強いターポリン素材を採用し、肩ベルト部の反射素材や取手部分の蓄光素材など、防災士のアイデアを生かした設計になっている(撮影:防犯システム取材班)
  • 一般的な非常用持ち出し袋でも、防水スプレーを吹き付けることである程度の防水対策ができるが、同製品はさらに止水ファスナーを採用することでより厳しい環境下でも確かな防水が可能となる(撮影:防犯システム取材班)
 東日本大震、熊本地震とここ5年で大規模な地震災害が相次いで起きているが、今後も日本のさまざまな地域で大地震への警戒は強まっている。

 そうした背景を受けて、すぐにはじめられる災害への備えとして非常用持ち出し袋はニーズが高く、各メーカーがさまざまな切り口の製品を手がけている。

 15日まで東京ビッグサイトで開催されていた「第10回 オフィス防災EXPO」では、そんな非常用持ち出し袋のより深いニーズを組み上げた製品がLA・PITA(ラピタ)ブースで展示されていたので紹介していこう。

 「防災セット ラピタ」と名付けられたその製品の最大の特徴は、さまざまな防災グッズを収納する非常用持ち出し袋を防水仕様にしている点。同製品の素材には、テントなどに使われるターポリン素材を採用し、水が染み込みやすいファスナー部分にも止水仕様のものが採用されている。

 形状は、背負えるリュックタイプになっており、肩ベルトには反射素材を使って、夜間の避難時などにもヘリコプターなどから発見しやすい工夫がなされていたり、取手部に蓄光素材が使い、災害後の停電した状況下でも見つけやすいなどの特徴も備える。

 セット内容としては、スマートフォンへの充電も行える手回し式ダイナモライト、7年間の長期保存に対応した非常食&水、3リットル対応のウォーターバッグ、防寒や日差し除けに使えるレスキューシート、簡易トイレ、簡易救急セット、レインコート、マスク、蓄光タイプのホイッスル、軍手など、1人分の防災グッズが防水仕様のリュックに収納されている。

 上記の基本セットがBタイプとして13,800円(税別)で販売されているが、さらにヘルメット、ベッド代わりに使えるエアーマット、トイレや着替えに使える目隠しポンチョ、簡易寝袋も加わったCタイプも、16,800円(税別)で販売されている。

 東日本大震災では、大地震に加えて津波被害があったり、熊本地震では発生後に大雨が降るなど、地震のみならず水害に対する備えも求められたこともあり、同製品の開発に至ったという。また、昨今では、ゲリラ豪雨に伴う土砂災害、大雨による洪水など、避難を余儀なくされる災害も頻発しているため、そうした水害に備えた非常用持ち出し袋としても重宝するだろう。

 ちなみに同社は、さまざまな防災グッズを扱うメーカーということもあり、防水仕様の「防災セット ラピタ」の他にも、ノーマル仕様の「防災セット SHELTER」も、Bタイプが7,800円(税別)、Cタイプが9,800円(税別)で販売している(セット内容はリュック以外は「防災セット ラピタ」に基本的に準じる)。
《防犯システム取材班/小菅篤》
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