防災行政無線で凶悪事件の情報を周知!佐賀市と地元警察が連携 | RBB TODAY
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防災行政無線で凶悪事件の情報を周知!佐賀市と地元警察が連携

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これまで警察が独自にメールなどで送っていた防犯情報を防災行政無線などを使って流すことで、より迅速な周知の実現が期待できる(画像はイメージ)
  • これまで警察が独自にメールなどで送っていた防犯情報を防災行政無線などを使って流すことで、より迅速な周知の実現が期待できる(画像はイメージ)
  • 締結式は5月25日に佐賀警察署長、諸富警察署長、佐賀市長が参加して行われた。短時間での周知活動と、警察署独自の広報との多重化が期待される(画像は公式Webサイトより)
 佐賀県佐賀市は5月25日付で、佐賀市と佐賀警察署・諸富警察署の3者間で緊急防犯広報に関する覚書を締結したことを発表した。

 同市は広報窓口を一本化するとともに、地元警察署と連携し、佐賀市の防災行政無線や警察からのメールでの情報提供など、情報提供手段の多重化を図る。

 佐賀市内で殺人や暴力団の対立抗争などの凶悪事件が発生した場合に、市民の生命、身体守るための「迅速な周知」が目的とのこと。

 防災無線は学校などにも設置されているため、子どもに対しての情報提供も迅速に対応することができたり、地域を限定した広報や、繰り返しの広報が可能になるという。

 また、警察が行っている広報活動にプラスし、市からも広報を行うことで、情報の多重化も実現する。

 防犯広報強化の背景には、佐賀県警が佐賀市内の暴力団組織も対象として、山口組と神戸山口組による対立抗争状態に対する集中取締本部を設置して警備を強化しているという状況も垣間見える。

 今回の覚書締結により市民間でも短時間で情報の周知が可能になるため、さらなる防犯効果が期待される。
《防犯システム取材班/小池明》
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