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au新サービス、保険やローンのセット割引はポイント還元か通話料値下げで

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代表取締役執行役員専務の高橋誠氏(写真右)、およびバリュー事業本部 金融・コマース推進本部長の勝木朋彦氏(同左)
  • 代表取締役執行役員専務の高橋誠氏(写真右)、およびバリュー事業本部 金融・コマース推進本部長の勝木朋彦氏(同左)
  • 代表取締役執行役員専務の高橋誠氏(写真左)、およびバリュー事業本部 金融・コマース推進本部長の勝木朋彦氏(同右)
 KDDIは17日のau戦略説明会で、「auの生命ほけん」、「auの損害ほけん」、「auのローン」の新サービスを発表。その後の質疑応答や囲み取材で代表取締役執行役員専務の高橋誠氏、およびバリュー事業本部 金融・コマース推進本部長の勝木朋彦氏より各サービスの詳細について説明があった。

■保険やローンの割引は方法を模索中

--- 保険商品についてはライフネット生命保険のリセラーという位置づけになるのか?

高橋氏:販売代理という形になる。インターネットバンキングだけど安心感を得ることができ、より分かりやすい商品を目指したい。

--- 保険料の割引はできないと思うが、通信費を割り引くことで、保険料が実質的な割引と見なされる恐れはないのか?

勝木氏:レギュレーションに対しては精査をして、ルールの範囲内でできる手立てを考えている。そのなかでだいぶ目処は立ってきた。

--- 保険商品も厳しい状況が続いているが、auとしてはどのように利用者を増やしていくのか?

高橋氏:例えば、じぶん銀行の住宅ローンなどは、金利が安いと知られた瞬間に申し込みが殺到している。生命保険加入のチャンネルとして、通信販売はわずか2.2%にとどまっているが、ヒアリングでは契約前に会って話を聞きたいという声が非常に大きい。auというブランドの安心感に加えて、対面サポートを提供することで需要を獲得できると考えている。

--- 電気と違って住宅ローンとなると、長期間縛られることになる。携帯電話との相性が良い商材と言えるのか?

高橋氏:セット割引の形はいくつかあると考えていて、電力のようにポイントで変換したり、電話料金を安くすることもありえる。ただ、金融商品なので、官庁とも話を詰めながら進める必要がある。ただし、途中でスマホを解約しても割引がなくなるだけで、住宅ローンの契約などは継続される。これは、保険についても同じ考え。

--- 住宅ローンと携帯電話の通話料では金額感に差があるが、多少の割引ではお得感が無いのでは?

高橋氏:僕も数百円の割引をしても効果があるのかと思った。ただ、クロスでの値引きに加えて、これだけ安い商品がモバイルで提供できるというのは驚きがあるようだ。その中でauがクロスされることで、安心感を出すことができる。

--- 保険にはいろいろな種類があるが、今回住宅ローンと損保でも軽い自転車などに手を付けた理由とは?

高橋氏:マイナス金利の話などもあったので、まずは手の付けやすい商品から提供する形になった。お客様がコストを見直すうえで、注目している対象にもマッチしていると思う。auライフデザインとして、お客様の生活にインパクトがあるところには、今後取り組んでいきたいと思う。

--- 住宅ローンはマイナス金利で引下げ競争が始まり、利ザヤを取るのが難しいと言われている。そのなかでどうやって勝ち抜いていくのか?

高橋氏:じぶん銀行としては運用の手段として重要な位置づけとなっているので、その観点から注目をされている。

--- 代理店という形だが、独自商品は今後用意するのか?

勝木氏:既存商品をお届けしながら、auユーザーのニーズに特化した商品を検討していきたい。

高橋氏:我々が分析をして、こういう商品がauユーザーに届くとなれば、それをじぶん銀行さん、ライフネット生命さんに作っていただく。それをauという冠を付けて提供する形になる。
《とびた》
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