ドコモ、森タワーで5G実験……ミリ波無線通信でも2Gbps以上を記録
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この実験は、10月13日に、東京都港区の六本木ヒルズ森タワーで、ノキアソリューションズ&ネットワークスと共同で実施したもの。5Gで使われる「ミリ波」(高周波数帯の電波)は、データ伝送容量が多く直進性も強いが、商業施設のように基地局からの見通しが悪く複雑に反射する環境では、減衰が大きいため、無線データ伝送に不向きと考えられていた。
この実験では、ミリ波周波数帯(70GHz帯)を使用。基地局アンテナを商業施設内の1か所に設置し、基地局から30~90m離れた商業施設内の通路で、移動局装置(携帯電話端末に相当)を動かす形で計測を行った。また、六本木ヒルズ森タワーの25階に基地局を設置し、屋外の地上階にて移動局装置を動かす実験も行われた。
その結果「ビームフォーミング」(電波の放射エリアを特定方向へ集中させる機能)と「ビーム追従」(移動する端末の動きに合わせ電波を送信する機能)により、高速無線データ伝送が可能なことが確認された。
NTTドコモでは、ノキアネットワークス以外にも、サムスン電子、エリクソン、富士通、ファーウェイと、5G実験を行っており、今後も各種検証を進める計画だ。