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【特集・Netflix】第2回 黒船の日本展開でカギを握る4つのポイント

ブロードバンド その他
NetflixのCEOリード・ヘイスティングス氏
  • NetflixのCEOリード・ヘイスティングス氏
  • Netflixの代表作『ハウス・オブ・カード 野望の階段』の主演を務めたケヴィン・スペイシー
  • 17日には、フジテレビがNetflixへのコンテンツ提供を発表した
  • 日本でも人気の動画配信サービス「Hulu」
 実に3.2億部という堂々たる発行部数で単一作者によるマンガ発行部数世界一の作品と認定された『ONE PIECE』や『NARUTO』は、世界的にファンが多い作品として知られており、動画も大人気だ。

 昨年夏には、米国でもディズニーのアニメネットワークの一つである、ディズニーXDが遂に日本の長寿人気コンテンツ「ドラえもん」の配信権を獲得して、若干のローカライズを含め話題になったが、まだまだ日本のアニメは世界のテレビネットワークでみるとニッチ的な存在であることは否めない。

 そんなテレビを通り越し、Netflixの勢いを借りて一気にマスにアピールする作品が今後登場していくのか、あるいは予想外のタイトルが人気になったりするのか。日本の製作者が、世界に向けてオリジナルコンテンツを出していくような新たな市場の登場に期待したい。

■2.媒体別の視聴体験

 先日の日本出張時、家電量販店では米国よりも多く4Kテレビが販売されているのを見かけた。Netflixが鳴り物入りで日本市場に入って独立的な立場で、市場の起爆剤となる可能性には、テレビのメーカーも期待を寄せているかもしれない。

 4Kテレビはアメリカでも徐々に普及してきており、昨年と今年の 「CES」(ラスベガスで開催される世界最大の家電ショー)でも目玉の一つになっていたが、アメリカではテレビよりもネットが先行するのではないかと言われている。

 4Kテレビの価格は、当初の1インチ100ドル(約13,000円)を今では大きく下回ってきていて、比較的求めやすくはなってきたものの、視聴環境が整っておらず、NetflixのUltra HD視聴は4Kテレビ所持者から熱い視線を浴びている(Ultra HD視聴にはプレミアム契約が必要で月額料金は11.99ドル)。
《立入勝義》
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