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【特集・Netflix】第2回 黒船の日本展開でカギを握る4つのポイント

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NetflixのCEOリード・ヘイスティングス氏
  • NetflixのCEOリード・ヘイスティングス氏
  • Netflixの代表作『ハウス・オブ・カード 野望の階段』の主演を務めたケヴィン・スペイシー
  • 17日には、フジテレビがNetflixへのコンテンツ提供を発表した
  • 日本でも人気の動画配信サービス「Hulu」
 Netflixでの主流コンテンツがテレビ番組になるのか、映画になるのかはわからない。洋楽が売れなくなって久しいが、実際に洋画の方も邦画全体の興行収益が洋画のそれを上回る「邦高洋低」傾向が2012年から続いているとされる。

 ディズニーの「アナと雪の女王」のような例外的な大ヒットコンテンツを除けば、洋画離れが進む日本で海外タイトルの需要がそれほどあるのだろうか。

 ベンチマークとなりそうなHuluは、今年3月にようやく100万人突破となったが、採算ラインに乗せるためにはもっと大きな数字を、3年以内などの早いタイミングで達成する必要があるのではないか。

 特にモバイル視聴を好む若い世代にささるコンテンツと視聴体験を供給できるかについては格段の配慮が必要とされるだろう。モバイルだけでなく、HuluがPlaystation 4にも対応したように、ゲームコンソールへの対応も求められそうに思う。

 また日本とアメリカを比較するとスマートテレビ関連でも大きな違いが出ている。

 実際、まだまだスマートテレビが立ち上がっているという状態ではないが、ROKU以外にもクロームキャストやApple TVなど選択肢が着実に普及しているアメリカとは異なり、日本ではHD搭載テレビの性能がよくスマートに録画して楽しむ傾向がある。

 今年から始まった「タイムシフト視聴率」のようなKPIを何らかの形でNetflixも提供することはできたら面白そうなのだが。
《立入勝義》
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