湯河原殺人放火事件…現場周辺の防犯状況をリポート
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今回は、これほどの凶悪事件がおきた町の防犯状況はどんなものだったのか、現地で調査してきたのでリポートしていこう。
湯河原町といえば、都心から約1時間半でアクセスでき、相模の小京都とも呼ばれる風光明媚な温泉街。実際に湯河原駅に降り立つと、落ち着いた雰囲気がある大人の温泉街といった趣きで、今回のような物騒な事件が起きる気配は、微塵も感じなかった。
駅周辺をひと通り歩き、もっとも印象深かったのがLED防犯灯が町の至る所に設置されていたこと。湯河原町のWebサイトを見ると、ESCO事業の導入により、町内約3,300灯の街灯を2014年1月1日からLED防犯灯に入れ替えていることが分かった。
また、防犯カメラは駅周辺の出入りを確認できる位置で、複数確認できた他、駅周辺の商店や銀行、パチンコ店など、民間設置の防犯カメラが複数見られ、一定水準以上の高い防犯意識を持つ街だということがうかがえる。
●現場周辺にある複数台の防犯カメラ
殺人放火事件の現場周辺を調査すると、コインパーキング用の防犯カメラがあったり、パチンコ店が道路や駐車場に向けて設置した屋外設置の防犯カメラを4台ほど確認することができた。犯人の逃走ルートによっては、これらのカメラが何らかの手がかりをとらえている可能性がある。
ちなみにパチンコ店の防犯カメラを観察すると、夜間撮影にも対応する赤外線LED付きのバレットタイプと見受けられ、事件が発生した可能性が高い深夜~早朝にかけての薄暗い時間でも問題なく撮影できていた可能性が高い。
一方、傷害事件が起きた集合住宅周辺へと向かうと、やはり随所にLED防犯灯が設置されており、防犯カメラも駐車場や駐輪場などで、複数台確認することができた。
現場周辺では、この事件を受けて不安を口にする高齢者たちも多く見られ、一刻も早い事件解決を願うばかり。現在、神奈川県警によって現場周辺の防犯カメラ映像の解析が行われている可能性も高いので、捜査の進展を待ちたい。
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