【インタビュー】公式発表の場となった芸能人ブログ、オウンドメディアに発展へ | RBB TODAY

【インタビュー】公式発表の場となった芸能人ブログ、オウンドメディアに発展へ

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古賀氏
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  • Ameba Ownd「Ameba Official Press」
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 「Ameba」を運営するサイバーエージェントが3月18日に新サービス「Ameba Ownd(アメーバオウンド)」をスタートした。「アメーバブログ」も展開中の同社が新たに挑む狙いや意図を、芸能人・著名人によるオフィシャルブログ展開を担当するアライアンス事業本部エンターテインメント部門長の古賀吉彦氏に聞いた。

 今年でサービス開始から11年目を迎えるアメーバブログ。一般人のほかにのべ17,500名の芸能人・著名人が利用し、トップブロガー(オフィシャルブログ)では月間1億PVを誇るなど言わずと知れた日本最大級のブログサービスだ。芸能人のブログ文化も根付かせ、最近ではタレント・スザンヌの離婚発表や女優・桐谷美玲が大学卒業の思いをつづった事が大きな話題になるなど、ニュース発信源としての役割も担っている。今でも月間200名の芸能人が新規開設しているという。

 直近でも織田信成、絢香、真矢みきなど、アーティストからタレント、スポーツ選手まで、各界で活躍する著名人が新規にブログを開設している。漫才コンビNON STYLE(ノン・スタイル)井上裕介もスタートする予定だという。

 そんなサイバーエージェントが新たな一歩としてスタートさせた「Ameba Ownd」。インタビューでは「ウェブサービスの根幹になる」と展望を語るなど、芸能人を含め「オウンドメディア」の加速を予感させられるサービスとなりそうだ。

 まず、「Ameba Ownd」とは誰でも簡単にデザイン性の高い“ウェブサイト”を無料で制作することができるサービスのこと。100種類以上のテンプレートやフレームを選択してレイアウトしたり、「アメーバブログ」はもちろん、「Facebook」や「Twitter」など各種ソーシャルメディアと連携したりすることもできる。これらのアカウントを集約することで、「自身のウェブサイト」=(オウンドメディア)として発信できることが大きな強みだろう。

 「全てのウェブサービスの根幹となるものにしたいと思っています。アメーバブログはブログという枠がありましたが、Ameba Owndはデザインの自由度も高く、ブログでは不可能だった幅広い表現が可能になりました」と「アメーバブログ」とのコンセプトの違いを説明する古賀氏によると、「Ameba Owndはアメーバブログだけではなく、InstagramやFacebook、YouTubeなど、各種SNSと連携することができます。Ameba Owndというプラットフォームが根幹にあり、そこのコンテンツの1つとしてブログがあり、各SNSがあるという立ち位置で考えています」といわばすべてのSNSを集約すべき存在を想定しているという。ブロガーとしても注目を集めている歌舞伎俳優の市川海老蔵を例に挙げると、ファンはAmeba Owndをチェックすればアメーバブログはもちろん、InstagramやTwitterで発信したメッセージもすべて確認ができるという仕組みだ。

 機能面では各SNSと連携できることでそれらの長所を包括的に利用できるほか、レイアウトの自由度の高さからも「ブログ」ではなく「個人のメディア」としての性格が強い。「今までTwitterはやっていたけれどブログはやっていなかったという人もターゲットになっていきますので、確実に(ユーザーは)増えていくと思います。特に、クリエイターやアーティストといったクリエイティブをメインに独自の世界観の中で情報発信をしたいと考えている方々が、ホームページ代わりに作ってくださるケースも増えそうですし、また、著名人に限らず、飲食店や個人でビジネス展開されている方もターゲットになっています」。

 今後はアメーバブログにはなかったサービスとして、著名人がAmeba Owndで開設したサイト自体をそのまま単体のアプリケーションとして提供する展開も予定。ブログ文化に続く“オウンドメディア文化”には「1・2年を勝負に、専用アプリの開発や、ネットショップ機能を搭載したり、ファンサイト代わりにしたり、有料無料にかかわらず色々な使い方をご提案して、著名人の皆様がネット上で欲しいものをすべて提供していきたいと思っています」と力を込める。さらに、Amebaのアプリからブログへの動画投稿が可能になったり、Ameba OwndにはYouTubeも連携させられることから「例えば、これまでは言語の壁があった海外アーティストの方も“動画ブログ”のような形で参加していただけたらと思っています」と展望も語り、実現すれば海外の映画ファンやアーティストファンにとっては嬉しいニュースになりそうだ。ブログに次ぐ“文化”となるか、今後の動向に期待が集まる。
《中村好伸》

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