【MWC 2015 Vol.34】ドコモ、5Gの屋外実験で受信時4.5Gbps以上のデータ通信に成功 | RBB TODAY
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【MWC 2015 Vol.34】ドコモ、5Gの屋外実験で受信時4.5Gbps以上のデータ通信に成功

ブロードバンド テクノロジー
エリクソンとの伝送実験の様子
  • エリクソンとの伝送実験の様子
  • ノキアネットワークスとの伝送実験の様子
  • 全8社と行う実験の全体像
 NTTドコモは2日、第5世代移動通信方式(5G)の屋外実験において、15GHz帯の高周波数帯を用いて受信時4.5Gbps以上のデータ通信に成功したことを発表した。実験成果は、スペイン・バルセロナで開催される「Mobile World Congress 2015」のドコモブースで紹介される予定。

 2月17日に、神奈川県横須賀市において、エリクソンと共同で実験を実施。スモールセル環境での通信を想定し、屋外に設置された基地局(光張り出し構成)と測定用車両に搭載した移動局装置(携帯電話機に相当)を用いて実験を行った。移動速度約10km/hで計測を行ったところ、半径100m以内で平均2Gbps以上、最大受信速度4.58Gbpsを記録した。

 さらにドコモでは、遠くまで電波が届きにくい6GHz以上の高周波数帯の電波でも、活用に向けた技術検証を実施。ノキアネットワークスと進めてきた屋内実験で、2014年12月18日に、70GHz帯を用いて受信時2Gbps以上のデータ通信にも成功したという。こちらは、利用者を追従するビーム追従機能を使い、歩行速度で最大受信速度2.075Gbpsを記録した。

 ドコモは2014年5月にAlcatel-Lucent、エリクソン、富士通、日本電気(NEC)、ノキアネットワークス、Samsung Electronics Co., Ltd.、三菱電機、ファーウェイの8社と5Gに関する実験協力で合意済み。今後は2020年7月に開催予定の東京オリンピック・パラリンピックまでに、5Gサービスを提供可能とするべく研究開発を進める方針だ。
《冨岡晶》
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