Nokia、複数の特許侵害でAppleを提訴 | RBB TODAY
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Nokia、複数の特許侵害でAppleを提訴

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Nokia (C)Getty Images
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  • Apple (C) Getty Images
 Nokiaは現地時間21日、同社の特許侵害があったとして、ヨーロッパと米国において、Appleを提訴すると発表している。

 Nokiaによれば、Appleによる特許の侵害については、すでにドイツと米国において多数の苦情を提起してきたものの、これらは聞き入れられなかったとのこと。Appleは、2011年にNokia Technologiesのポートフォリオの一部特許をカバーするライセンスに同意して以降、追加の提案を拒否しているにも関わらず、多くの製品で、Nokiaが取得した特許ライセンスを使用していると主張している。具体的には、ディスプレイ、ユーザーインターフェース、ソフトウェア、アンテナ、チップセット、およびビデオコーディングなどがそれにあたるとした。

 Nokiaによれば、同社は過去20年間で、1,150億ユーロ以上の研究開発費を投じ、数万件の特許を開発してきた。それらは、今日のスマートフォンやタブレット、パソコンなどの多くの重要な技術領域をカバーしている。Appleを提訴した今回の一件について、Nokiaの特許事業部門責任者であるイルカ・ラナスト氏は、次のように述べた。

「Nokiaはこれまで、研究開発に継続的に投資することによって、今日のモバイル機器で使用されている多くの基本テクノロジーを開発、提供している。 Appleによるこれらの特許使用に関して合意を得ようと努力してきたが、今回、我々は自身らの権利を守るために提訴することにした」

 一連の訴状は、ドイツのデュッセルドルフ、マンハイムおよびミュンヘンの地方裁判所、テキサス州東部地区の連邦地方裁判所に提出されている。Nokiaは、現在提訴している地域以外でも、さらなる訴訟を起こす可能性があると結んでいる。
《KT》
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