2015年度は『新たなステージをめざして2.0』を戦略スローガンに据え、基本的な事業戦略を維持しつつ、それを強化するという。詳細は5月の決算発表で述べるとし、その具体的なポイントとして、地方創生のための取り組みとB2B2Xの強化を挙げた。B2B2Xの「X」はC(コンシューマ)でもありG(政府)、でもありC(企業)でもあるそうだ。 またグローバルクラウドビジネスはさらに広がっていくと見ており、2014年度のこの分野の売上は150億ドル規模(海外比率43%)をクリアすることが確実になったとする。さらに2016年度には200億ドル(海外比率50%)という目標を掲げた。 グローバルクラウドビジネスにおいては、フルスタック&フルライフサイクルの体制で、データセンター、マネージドICT、アプリケーションを統合的にユーザー企業に展開する。そのため、グループを越えさまざまなパートナーと提携・連携する「クロスセル(Cross Sell)」ビジネスも推し進める。鵜浦社長の口からは「極端にいえばNTTデータやコミュニケーションズといった枠にとらわれず自由なパートナーシップによるビジネスを展開できることがNTTグループの強みにもなっている」との言葉もだされた。