【木暮祐一のモバイルウォッチ】第52回 外国人観光客向け無料Wi-Fi提供の障壁になっているもの
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そうした中、神戸市産業振興局観光コンベンション課は、外国人旅行者を中心とした観光客のWi-Fiの利便性を向上させるという目的で、神戸市内の主要な観光スポットで利用可能な「KOBE Free Wi-Fiカード」の配布を7月31日より開始した。これは神戸市が自ら公衆無線LANインフラの整備をせずに、既存の公衆無線LAN事業者に委託することで、その通信費用を神戸市が負担するという形でサービスを提供するというもの。事業者は公募となり、応募のあった3事業者から書類審査及びプレゼンテーション、質疑応答における評価を参考に、「基本事項」「カード配布方式」「独自整備方式」「印刷物」等の項目について、総合的に判断し株式会社ワイヤ・アンド・ワイヤレス(以下、Wi2)が委託事業者として選定されている。
東京オリンピックが開催される2020年に向けて、全国の自治体等が外国人向けにどのように公衆無線LANを提供するか様々な検討が行われていると考えられるが、その先行事例として、この神戸市の取り組みと、そこに介在する問題の整理をしておきたい。