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BPO、「ほこ×たて」のヤラセは「重大な放送倫理違反」……制作体制の組織的な問題も指摘

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「ほこ×たて」番組公式サイト
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 ヤラセ発覚により昨年11月に打ち切りとなったフジテレビ系バラエティ「ほこ×たて」について、放送倫理・番組向上機構(BPO)は1日、「番組の制作過程には、重大な放送倫理違反があった」との意見を公表した。

 問題となったのは、昨年10月20日に放送された2時間スペシャル「スナイパー軍団 VS ラジコン軍団」。アメリカの最強スナイパー軍団と、日本の最速ラジコン軍団による対決の模様が放送されたが、出演したラジコンカーの操縦者が、「対決内容が偽造して編集されたものが放送された」と指摘する文章を自身のブログで公開し、ヤラセ行為が発覚。フジテレビは視聴者の期待と信頼を裏切ったとして謝罪するとともに、番組を打ち切った。

 BPOは、「ない対決をあったことにした」同放送について、「いかなる解釈の幅をもってしても、本件放送の制作過程は『適正』であったとは言い難い」として、「視聴者の信頼を失墜させた点において、この番組の制作過程には、重大な放送倫理違反があったと判断する」との意見を公表した。さらに制作体制の組織的な問題として、「局の制作会社への丸投げや、その結果生じた番組の基本コンセプトについての合意形成の不在と局内チェックの実効性低下にも、この放送倫理違反をもたらした深刻な問題があったと考える」と指摘した。
《花》
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