【物欲乙女日記】「女の幸せって何?」を考えるイベントに参加してみた | RBB TODAY

【物欲乙女日記】「女の幸せって何?」を考えるイベントに参加してみた

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対談中の中村さんと雨宮さん。ビールを飲みながらトーク鑑賞。
  • 対談中の中村さんと雨宮さん。ビールを飲みながらトーク鑑賞。
  • 下北沢のこだわり本屋「B&B」が会場。「Book&Beer」の意味だそう。
  • B&Bの入り口。狭い路地のけっこう分かりにくい場所にあります。
  • この日は私が解釈する婚活ファッションで参戦。…これ、合ってます?
  • 本屋の中はこんな感じ。この左手がトークショー会場でした。
  • 受付には、中村綾花さん著『世界婚活』と雨宮まみさん著『ずっと独身でいるつもり?』が。
  • 後ろ姿からも分かるように、ぼちぼち男性の姿も。どんな動機で「女子の幸せって?」を探りに来るんでしょうか。
  • 中村綾花さん
 こんにちは、奥 麻里奈(31歳・未婚)です。実は私、最近友達に勧められて婚活サイトに登録した婚活初心者でして…と言っても、3人の男性に会った時点で心が折れてあっさり婚活戦線を撤退。というのもですね、ただでさえ人と知り合う機会の多い都市生活を送っている上に、婚活人員まで増えて頭の中はキャパオーバーになってしまい…「これ以上知らない人と会うのはいやだ~」と1か月も経たないうちに婚活ヒッキーと化してしまいました。

 そんなときに参加したトークイベント『「世界婚活」の中村綾花と「こじらせ女子の」雨宮まみが語る、「で、ぶっちゃけ女子の幸せって何?」』。国内での婚活に絶望、日本を飛び出し世界の婚活事情をリサーチしている間にフランス人男性と結婚にまで至った中村さんと、結婚したいがなかなか結婚できない30代の女心を綴るライター雨宮さんが対談するとあって、「絶対に行きたい!」と意気込んでいたイベントだったのです。

 タイトルが示す通り、このイベントは「どうすれば結婚できるか?」のハウツーではなく、「女の幸せとは何か?」を根本から問い直す哲学問答イベント。浅~い段階で早くもへたれた私にぴったりなテーマです。会場では、予想通り30~40代と見られる女性たちが静かに席に座って待機していましたが、中にはちらほら男性の姿もありました。

 トークは、現在パリで3年目の結婚生活を送っている中村さんの日常を雨宮さんが聞き出す形で始まりました。旦那さんから「子猫ちゃん」と呼ばれ、外国人特有の浴びるような愛情を受けながら毎日を送っている様子を、「『ケッ』と思われるんじゃないか」とビクビクするように、終始斜め下に目線を落としながら話す中村さん。いっそのこと、「この人イタい…」っていうくらい馬鹿みたいにのろけていただき、私を世界婚活に開眼させて欲しかったです。

 中村さんは、テレビ制作会社でADをしていた頃、周りからブス呼ばわりされるなど女として底辺の扱いを受け、女としての自信が地の底まで落ちた20代を経て、「男に愛されて肯定されたい」という心の叫びが振り切れ、「日本では恋愛できない!」と突発的に世界に飛び出したと語ります。一方、雨宮さんは、20代後半に付き合っていた人と結婚話も出たけれど、「家事とか育児も手伝うからさ」「結婚しても仕事続けてもいいよ」という相手の発言に「『手伝う』とか『続けてもいいよ』って何? こっちもあんたと同じくらい稼いでんですけど!?」とブチ切れ、当時は結婚したいと思えなかった、というエピソードを披露。この、お2人の対比が私の中のハイライトシーンでした。

 というのは、中村さんは「女を生きること」に対する、雨宮さんは「自分自身を生きること」に対する欲求が相当切実だなと感じたからです。女であることを認められたかった人と、女であることを押し付けられた人、その見事なまでに両極端な“女の不幸サンプル”が奇しくも目の前に。両者ともに、どんな女として生きたいかが問われる断崖絶壁のエッジに立たされる局面を見たのだなと思いました。

 それに比べ私は…どっちの息苦しさも感じることなく呑気に生きられています。それはとても幸せなことでもあると同時に、その切迫感のなさが「婚活したいような、でも実はそんなにしたくないような…」という、今のどっちつかずなスタンスになっている原因なんだろうなと思いました。まだその時期が来てないということなんでしょうかね。

 最後に質問コーナーがあり、最前列の男性(35歳)が「最近給料が上がり、今の彼女だけでなく、もっと男としての可能性を探りたくなったのですが…」と発言。中村さんは「タイに行くとモテますよ!」と質問者の思惑に沿ったアドバイスをし、雨宮さんは「…っていうか、あなた彼女いるんですよね!? ムカつくんですけど!」と突っ込みを入れていて、その違いも面白く傍観しつつ、「そうだそうだ!」と心の中で加勢していました。

 というわけで、結論としては…このまま婚活疲れに任せて「しばらくはなるべく人と会わない」を目標として静かに過ごし、人間関係の過疎化を図ろうと思います。そうやって時間のふるいにかけても心に残る、大事なものや人は何なのか、まずは静観してから、今後の指針を決めようと。そうしているうちに数年経って「は、結婚も子どももどうしよう…!?」といううっかりした事態を招いたとしても、日本よりも女を女扱いしてくれる海外に飛び出せば何とかなりそうな気がしました。
《奥 麻里奈》

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