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NTTぷらら、クリエイター支援のスキームも展開!クラウドゲームなど非映像分野注力で売上げ増目指す

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囲み取材に答えるNTTぷらら 板東浩二社長
  • 囲み取材に答えるNTTぷらら 板東浩二社長
  • 囲み取材に答えるNTTぷらら 板東浩二社長

――今後、NTTドコモと事業内容が重なっていくところはないのか?

上位レイヤーのサービス、コンテンツ、アプリの部分については、NTTドコモだけでなく他の事業者も同じようなものを提供してくると思う。我々の特徴として、他社と異なる点は「スマートTV」というキーワードのように、テレビを中心としたマルチデバイス化によって、さまざまなアプリを提供していくことだ。キャリア、ネットワークに関わらず提供していくことが大きく違うところだと思う。いずれにしてもテレビにリーチできるユーザーを200万人以上も擁しているところが我々の強みだろう。

――ドコモもキャリアフリーを打ち出してきているが、どうあるべきだと思うか?

やはり競合して足の引っ張り合いをしないことが基本だ。その中で人材を含めたリソースをできる限り有効活用していきたい。そういう意味では、NTTドコモの場合はスマホユーザーを中心に展開していくものと思われるが、我々はテレビユーザーを中心にしていく。同じようなことを展開していくときには、それぞれお互いに調整をして無駄のない形で提供できればと考えている。実際、我々のクラウドゲームはNTTドコモのAndroid搭載スティック型STB「dstick」でも提供させてもらっているし、ひかりTVで録画した映像を家庭内でスマホに取り出して視聴したり、外に持ち出して観たりと、互いに連携できることは始めている。そのあたりは臨機応変に対応できればと思う。いずれにしてもNTTドコモのユーザーのほうが圧倒的に多いので、我々としては競合しないようにやっていくつもりだ。

――そのほか競合となる相手はあるのか?

いまのところあまりないと思っている。以前からJ:COMやスカパー!が競合相手だと言われているが、それは違うと思う。我々はテレビを中心にマルチデバイスでサービスやアプリ、コンテンツを提供できることを目指している。そこを誰が一番早く実現できるのか、早いもの勝ちだと考えている。目線を変えて新しい仕組みをつくる発想でやっている。

――4Kは映像系サービスを活性化する可能性はあるか?

映像系は伸びがスローダウンしているのであって、まだユーザー数でも伸びシロは残っている。そのなかで多チャンネル放送のサービスはもちろん、VODの伸びが著しくあるように思われる。そこで4Kをどう捉えるのか。それはメーカーがハードをどのような形で出してくるのか、それに伴って地上波もどれだけコンテンツを出してくるのかということで変わってくる。我々としてはビジネスになるような状況を見極めながら考えていきたい。とはいえ4Kは世界的な潮流になる可能性があるため、技術的な検証はきちんとやっていく。ブロードバンドでVOD配信できることが我々の強みであり、トライアルも先行している。4Kは映像コンテンツの後押しになるものと期待している。4Kだからこそ見せられる映像もある。たとえばサッカー会場で引いて撮ると一人ひとりの観客の顔まで鮮明に見えてしまう。そういったことができれば状況も変わってくるだろう。知恵の出しどころだと思う。
《RBB TODAY》
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