気になる“バストの下垂”、何も対策をしていない女性は3人に1人 | RBB TODAY
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気になる“バストの下垂”、何も対策をしていない女性は3人に1人

エンタメ 調査
あなたがバストラインで気になる部分
  • あなたがバストラインで気になる部分
  • バストの下垂対策の意識
  • バストの下垂対策として行っていること
  • 「バストの揺れ」が「バストの下垂」に関係することを 知っているか
  • バストの加齢変化ステップ
  • バストの構造
  • 立位状態でのバスト内部
  • ブラジャーがからだに合っているかどうかのチェックリスト
 9月8日は、バストの下垂に大きく関係のある「クーパー靭帯」の重要性を伝える「クーパー靭帯の日」だ(ワコールが2010年に制定)。ワコールは3日、「女性のバストの下垂に関する意識調査」の結果を発表した。

■「今」と「今後」のバストラインが気になる女性は、8割以上

 調査期間は6月25日~6月27日で、全国の20歳~44歳の有職者の女性1,000名から回答を得た。それによると、「今の自分のバストラインが気になる女性」は80.9% 、「今後の自分のバストラインが気になる女性」は86.2% と、“今後のバストライン”を気にする女性のほうが多かった。

 また「 バストラインで気になること」を聞いてみると、今の自分のバストラインが気になると答えた人・今後の自分のバストラインが気になると答えた人のいずれも、「バストの下垂」がトップだった(50.3%・62.3%)。以降は「サイズ」(45.6%・41.4%)、「バストが横に流れる」(35.0%・37.8%)が続いた。

 次に対策について聞くと、「お金をいくらかけてでも下垂対策をしたい」は3.4%、「お金はあまりかけずに自分でできる形で下垂対策をしたい」は63.2%となっており、3人に2人は対策したいと考えていた。具体的にバストラインで気になる点で「バストの下垂」を選択した人に、「バストの下垂対策として行っていること」を聞いたところ、「姿勢をよくする」(40.3%)、「ブラジャーを購入するたびに採寸・試着して体にあったブラジャーを選ぶ」(39.7%)、「胸筋を鍛えるポーズ・エクササイズをする」(29.7%)などがあがったが、一方で「特に何も対策をしていない」が30.9%存在し、何も対策を取っていない様子が伺える。

 夏(または暑い季節)になるとブラジャーをつけない日がどれくらいの頻度であるかを聞いたところ、「毎日」が8.8%、「一週間に4~5日程度」が4.4%、「一週間に2~3日程度」が17.7%、合わせると、1週間に複数日以上ブラジャーをつけない女性が30.9%となる。そこで「バストの下垂に影響を与える要因のひとつに“バストの揺れ”が関係することを知っているか」と聞いてみたところ、「知らない」が58.2%と、約6割の女性が情報不足である実態があきらかとなった。

■バストはなぜ下垂するのか? 加齢による変化とバストの構造から考える

 ワコールでは、45年以上にわたり、延べ4万人を超える日本人女性の身体計測データを収集し、研究を行っているという。ワコール人間科学研究所のエイジング研究によると、加齢によるバストの変化には段階があり、すべての女性に同じ順序で訪れること、 変化は20代から始まっていることがわかっている。

 バストは「乳腺」と「脂肪」、そしてそれらをまとめるように支える「クーパー靭帯」などからなり、加齢や揺れなどの日常生活のさまざまな刺激によって変化する。加齢によるホルモンバランスの変化により「乳腺」と「脂肪」の割合が変わり、バスト全体が柔らかくなっていくし、バスト自体にかかる重力、揺れなどの外部からの刺激が長時間継続すると、クーパー靭帯にストレスがかかり伸びていく。そして加齢により皮ふの弾力性・柔軟性が低下し、バストを支える力も弱まっていくのだ。

 京都府立医科大学の 河田光博教授は、「バストが下垂する原因は1つではありません。包括的な予防を心がけることが大切といえるでしょう」とアドバイス。とくに、クーパー靭帯は鍛えることができないため、切れたり伸びたりしないように守ってあげる必要があるという。

 ブラジャーの役割は、揺れを小さくし、動きやすく美しくバストを整えること。しかし、自分のバストに合っていないと、その揺れを小さくすることはできない。ブラジャーが自分のからだに合っているかどうかをチェックすることが大切なようだ。チェックリストなどを使ってぜひ確認してほしい。
《冨岡晶》
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