働き盛りのサラリーマン、3人に1人が“仕事うつ”を自覚……休憩の“質”が重要に | RBB TODAY

働き盛りのサラリーマン、3人に1人が“仕事うつ”を自覚……休憩の“質”が重要に

エンタメ 調査

自分が“仕事うつ”だと感じることはありますか?
  • 自分が“仕事うつ”だと感じることはありますか?
  • 仕事中に休憩としておこなっていること
  • 職場で缶コーヒーを飲む頻度
  • 休憩のタイプ
  • 日本人は休憩下手だと思いますか?
  • あなたは十分に休憩がとれていると思いますか?(グループ別)
  • 休憩をとることは、仕事の能率をあげる上で有効だと思いますか?
  • 精神科医・名越康文氏
 トレンド総研は19日、30~40代サラリーマンの「仕事」に関する意識・実態調査の結果を発表した。調査期間は8月1日~5日で、30代~40代の男性会社員300名(都内勤務、オフィス勤務)から有効回答を得た。

■30~40代サラリーマンの3人に1人は“仕事うつ”

 まず「ふだん、仕事が忙しいと感じますか?」と聞いたところ、働き盛りの年代だけに、73%が「そう感じる」と回答。しかし一方で、やりがいや労働時間などを考慮した「仕事満足度」を聞いたところ、仕事に対して「満足している」と答えた人は56%と約半数にとどまった。さらに詳しく質問をしたところ、「仕事が楽しくないと感じることがある」という人は68%、「会社に行きたくないと思うことがある」という人は53%となっている。また、「仕事に行き詰まりを感じることがある」と回答した男性も55%と半数以上にのぼった。そして「自分が“仕事うつ”だと感じることはありますか?」と聞くと、36%が「ある」と回答し、3人に1人のサラリーマンが、仕事をきっかけとする憂鬱状態、いわゆる“仕事うつ”であると自覚していた。

 続いて、仕事中の「休憩」事情について質問。まず、昼食などの食事時間や生理的欲求によるトイレを除いた「仕事中にとる休憩の回数」を聞いたところ、「3回くらい」(27%)がもっとも多かった。「休憩の合計時間」は平均で「36.1分」となり、理想の「休憩時間」となった平均「61.5分」とは大きな隔たりがあった。

■日本人は休憩下手? 休憩時間は「質」が重要

 サラリーマンたちが休憩に専念した休みがとれない理由について掘り下げたところ、「仕事中に休憩をとることについて、他の社員の目が気になりますか?」という質問には、36%と4割弱が「気になる」と回答。また、「日本人は休憩下手だと思いますか?」との質問には、70%ものサラリーマンが「そう思う」と回答している。

 実際、「あなたは十分に休憩がとれていると思いますか?」と質問したところ、前述の“仕事うつ”の自覚の有無で、大きく差が出る結果となっている。前問で“仕事うつ”と感じることが「ある」と答えたグループで「十分に休憩がとれている」と回答した人は38%にとどまったのに対し、“仕事うつ”と感じることが「ない」と答えたグループにおいて同じ回答をした人は68%と約7割にのぼった。また、“仕事うつ”を自覚するグループで「(休憩に)満足している」と回答した人は40%、“仕事うつ”でないグループでは67%という結果になっている。1日あたりの休憩時間としては、“仕事うつ”と回答した人の平均が「37.0分」、そうでない人の平均が「34.7分」であったことから、休憩時間の「長さ」よりも、むしろその「質」のほうが重要であるようだ。

 なお、休憩をとることの重要性については“仕事うつ”の自覚有無にかかわらず、多くのサラリーマンが認識しているようで、「仕事において休憩は必要だと思いますか?」という質問には、97%が「そう思う」と回答。「休憩をとることは、仕事の能率をあげる上で有効だと思いますか?」の問いに対しては92%が、「休憩をとることは、仕事の行き詰まりを解消する上で有効だと思いますか?」の問いにも、86%が「そう思う」と回答している。

■休憩中の一番人気は缶コーヒーなどの飲み物を飲むこと

 また、「仕事中に休憩としておこなっていること」を複数回答で聞くと、「飲み物を飲む」(80%)がもっとも多く、次いで「インターネットをする」(60%)、「ガムやあめ、菓子などを食べる」(43%)、「周囲の人と話す」(38%)などが上位となった。一方で、「本当は休憩としておこないたい(けれども、できていない)こと」を聞くと、「昼寝をする」が45%と半数近くにのぼった。「休憩中に飲む物」では、「コーヒー」(57%)がもっとも多く、「緑茶」(31%)、「ミネラルウォーター」(19%)、「炭酸飲料」(15%)を大きく上回っている。よく飲むコーヒーのタイプとしては「缶コーヒー」(49%)が圧倒的に多く、頻度として「週に3日以上」飲んでいる人も39%と約4割にのぼった。

■精神科医・名越康文氏に聞く「仕事」と「休憩」の関係性

 この結果を踏まえ、トレンド総研では、仕事と休憩の関係性について、精神科医の名越康文氏にインタビューを実施。名越氏によると、仕事中のこまめな休憩は、仕事の能率を高めアイデアを湧きやすくさせる他、うつ状態を回避・解消する上でも重要とのこと。「30~40代は、仕事における責任も大きくなり、“働き盛り”と言われる世代。しかし一方で、目標を見失ったり、行き詰まりを感じやすくなるタイミングでもあります」と指摘したうえで、休憩は「時間の長さ」よりも「質の高さ」がポイントであり、ちょっとした体操をしたり、缶コーヒーを飲んだりと、仕事中とは異なる刺激を与えることで、気分をしっかり切り替えることが大切だと、アドバイスしている。
《冨岡晶》

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