SNSに埋もれがちな思い出を“本”にする……「フォト本」 | RBB TODAY
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SNSに埋もれがちな思い出を“本”にする……「フォト本」

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確かに文庫本のよう
  • 確かに文庫本のよう
  • つくり方
  • 基本の設定
  • 豊富なデザインテンプレート
  • 作成画面
  • 作成画面
  • 注文から4日で到着
  • 丁寧な梱包
■Facebookなどで埋もれていく写真は多い

 私は貧乏性で、一度行った場所や経験したことは出来る限り忘れたくないし、何かにつけて誰かと共有したいと思っているため、とにかく写真をたくさん撮るようにしている。撮った写真はFacebookにアップすることが多いが、よくよく考えてみると一度アップした写真は中々振り返る機会が無い。アルバムを作成せずウォールに投稿しただけのものなどは特にそうだし、友人が投稿してくれた自分に関係のある写真なども、一度目にした後は埋もれてしまいがちで、これでは本末転倒というもの。

 Facebookに登録してからもうすぐ一年半になるが、そうした埋もれたままの写真がいよいよ増えてきた。そこで、最近目にする機会が多くなったフォトブックサービスを使って、特に思い出深い写真たちをカタチにしてみることにした。ここ数年、年に1度のペースで高校時代からの友人たちと男だらけの旅行に行っている。その思い出をフォトブックにしてみたい。

■SNSでやり取りしながら「フォト本」を作る

 色々なフォトブックサービスがある中で、今回選んだのはカメラのキタムラが提供している「フォト本」というサービス。同サービスの特徴は、TwitterなどのSNSを通じて友人に写真やコメントのリクエストが送れること。友人たちと気軽にやり取りして写真やコメントを選べることで、自分ひとりでは気づかなかった写真をピックアップしてくれるし、その人ならではのコメントも添えてくれるかもしれない。まさに今回の目的にぴったりの機能と言える。また、フォトブックというとハードカバーのアルバムタイプを想像しがちだが、「フォト本」ではその名前にもある通り、“本”らしさも特徴の一つ。表紙に帯がついたり、紙質も光沢を抑えたものが採用されていたりと、文庫本さながらの出来になるとのこと。この辺りは好みの問題でもあるが、私はさらっと本棚に忍ばせておけるようなものが良かったので、ここも気に入った。

 無料のネット会員登録を行って、作成開始。まず、サイズやページ数など基本的な部分を選択する。サイズは文庫本、A5、A4から選べるが、今回は一番小さい文庫本サイズを選択し、ページ数も一番少ない24ページにした。それでも、レイアウト次第では100枚近い写真を使用することも可能で、そんなに選べるだろうかと若干の不安も覚えつつ、自分の持っている写真を吟味していく。昨年夏に行った岐阜の温泉旅行をメインに、一昨年の兵庫キャンプ旅行などの写真も見返す。やはり全員の集合写真は使いたいし、何気ない風景からも色々思い出されることはある。選びはじめるとあれもこれも入れたくなり、収拾がつかなくなってきたので、一旦ざっくりと写真を選んでおいてタイトルと表紙から決めることにした。

 タイトルはシンプルに「男旅」であっさり決定。表紙には「男旅」ならではのだらしない感じがよく出ているものということで、早朝のまだ引きっぱなしの布団と、いつまでも寝ている奴が写っている写真を使用。表紙のプレビューを確認してみるといい感じにだらしなく、イメージ通り。そこまで決めて、ひとまず友人たちからのリクエストを待ってみようとその日の作業は終了。翌日、再度ログインすると早速いくつかの写真とコメントが追加されていた。人が撮ってくれた写真には、自分が写っているものが多く、嬉しいやら恥ずかしいやら。少しでも自分が良く写っているものを選ぶのは、作成者の特権だろう。

■文庫本さながらの仕上がり

 写真が出そろったところで、各ページのレイアウトを色々と試す。見開き一杯に写真を配置するものから、縦位置、横位置、四分割、間にコメントを挟むタイプ、など豊富なテンプレートが楽しい。レイアウトは各ページごとに設定できるが、今回、コメントは最小限にしようと考えていたので、文庫本サイズながらも写真がダイナミックに配置できるレイアウトを中心に選んでいく。レイアウトを決めていくと、不思議と使いたい写真も絞られていった。昨年と一昨年の写真を並べて配置してみると、1年の間に確実に老化が進んでいたり、半数が一気に婚約していたり、その変化に寂しさを覚えつつ、それでも毎年続けられたらいいなと改めて感じた。

 そんなこんなで、全ページのレイアウトを終え、いざ発注。価格は税込み2,100円で、受け取り方法は店頭もしくは配送から選べて、配送の場合は支払い方法によって100円~735円の手数料がかかる。

 ゆうパックのカード支払いで発注し、4日後に無事商品が届いた。早速梱包を開けて確認してみると、、、か、かわいい!手前味噌だが、表紙に選んだ写真が絶妙に良い味を出していて、本当にオシャレな文庫本といった印象。各ページに関しても、印刷の質は問題なく、少し気がかりだった見開きページの写真についても、ページの継ぎ目がほぼ気にならない仕上がり。帯に自分の名前が入っているのはこっぱずかしいけれど、持ち歩いて色んな人に見せたいと思える出来だった。

 正直、フォトブックサービスというと、結婚式や卒業式などの大きな節目にしか必要のないものだろうと思っていた。しかしそれ以外にも、日常にはたくさんの思い出、写真が残っている。スマホやデジカメが浸透し、手軽に写真や動画を残せるようになった半面、大事な思い出であっても振り返れないままに埋もれてしまうものもある。そういったものをすくい上げるのに、今だからこそSNSを活用し、“本”にするというのは良い方法ではないだろうか。今年の旅は北陸か九州か、この本を眺めながらそろそろ決めたいと思う。

『フォト本』:http://photobook.jp/photobon/top/
《白石 雄太》
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