そうしたなか今年はディズニー/ピクサーのピクサースタジオによる『メリダとおそろしの森』(原題:Brave)が、最優秀長編アニメーション賞に選ばれた。会場には本作の共同監督であるマーク・アンドリューとブレンダ・チャプマンらが姿を見せ喜びを明かにした。 喜びを一層引き立てたのは、2012年が近年でも有数の激戦となったことだろう。選考対象作品は、宮崎吾朗監督の『コクリコ坂から』も含めて過去最高の21本。そのなかから『メリダとおそろしの森』のほか、『フランケンウィニー』、『パラノーマン ブライス・ホローの謎』、『The Pirates! Band of Misfits』、『シュガー・ラッシュ』の5作品がノミネートされていた。この激戦を勝ち抜いたことになる。本作は、すでにアニー賞の長編映画部門、ゴールデングローブ賞、英国アカデミー賞などに輝いている。これに米国アカデミー賞の最優秀長編アニメーション賞が加わる。