富士ゼロックス、診療記録を統合管理する「Apeos PEMaster ProRecord Medical 1.1」発売 | RBB TODAY
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富士ゼロックス、診療記録を統合管理する「Apeos PEMaster ProRecord Medical 1.1」発売

エンタープライズ ソフトウェア・サービス
マトリックスビューのイメージ
  • マトリックスビューのイメージ
  • 診療記録統合管理ソリューション」全体概要
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 富士ゼロックスは29日、医療現場で発生する紙・電子の診療記録の統合管理を可能にするソフトウェア「Apeos PEMaster ProRecord Medical 1.1」の販売を開始した。

 「Apeos PEMaster ProRecord Medical 1.1」は、大阪大学医学部附属病院医療情報部が提唱する、診療記録管理のコンセプト“Document Archiving and Communication System(通称DACS)”を実現する「診療記録統合管理ソリューション」のプラットフォームソフトウェア。病院内に散在する多種多様な診療記録を汎用的なドキュメント形式で統合管理し、患者の全診療履歴を迅速に確認・関係者で共有することを可能とする。

 バージョン「1.1」では、処理スピードを改善したほか、病院のニーズに合わせて個別に提供していた3種類のビューワーを標準で提供。またDocuWorks、PDF、どちらの形式でも原本性確保を可能にした。

 ビューワーは、「マトリックスビュー」「ツリービュー」「フォーカスビュー」を用意。「マトリックスビュー」は、患者がどの診療科を受診し、どのような治療や手術を受け、その後の検査や容態がどうなっているかなどの全診療履歴を時系列で見ることができる。「ツリービュー」は、診療科別、日付別、文書種別など、目的の文書をツリー構造に沿って表示。「フォーカスビュー」は、診療記録と検査レポートを見比べたり、退院時サマリーを見ながら詳細レポートを確認するなど、複数の文書を並べて確認できる。

 また独自の「仮想プリンタ」技術で、電子カルテや各検査システムなどの記録をドキュメント形式で保存する際、DocuWorks文書での保存に加え、病院のニーズに合わせてPDF文書での保存を可能にした。いずれの保存形式を選択した場合も厚生労働省のガイドラインに示された電子保存に関する要件を満たした状態で記録を長期間安全に保存できる。

 利用料金は、300床クラス・600床クラス・1000床クラスで分かれており、使用許諾料金が1400万円より、保守料金(1年間)が210万円より(300床クラスの場合)。
《冨岡晶》
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