富士通、サービスを中断することなく光ネットワークの構成を動的に変更する技術を開発 | RBB TODAY

富士通、サービスを中断することなく光ネットワークの構成を動的に変更する技術を開発

 富士通研究所、Fujitsu Laboratories of America, Inc.、富士通の3社は19日、世界で初めて、サービスを中断することなく、光ネットワーク資源の構成を動的に変更し、利用効率を高める技術を開発したことを発表した。

ブロードバンド テクノロジー
フレキシブル光ノード技術を用いた光ネットワーク
  • フレキシブル光ノード技術を用いた光ネットワーク
  • デフラグメンテーションの効果
 富士通研究所、Fujitsu Laboratories of America, Inc.、富士通の3社は19日、世界で初めて、サービスを中断することなく、光ネットワーク資源の構成を動的に変更し、利用効率を高める技術を開発したことを発表した。

 コアネットワークにおいては、光ファイバーネットワーク技術により、1チャンネル当たり毎秒100ギガビット(Gbps)級システムの実用化が始まっており、今後、400Gbpsを超える伝送システムの提供が予定されている。一方で、光ネットワークでの利用可能な波長帯域・通信経路の制約、運用中での通信経路の変更にともなうフラグメンテーション発生(光波長利用効率の低下)といった課題があった。

 今回、光信号の波長、変調方式、経路に制約のない「フレキシブル光ノード」(光送受信機、光スイッチ)と、それらを用いて運用中の光ネットワーク資源の利用効率を高める「波長デフラグメンテーション技術」を開発した。光送受信機は、デジタル信号処理技術により、伝送方式をソフトウェア的に変更可能とする「ユニバーサル送受信機」構成となっており、距離に応じた伝送方式の設定が可能となっている。光スイッチノードも、通信経路の設定をソフトウェア的に設定することが可能だ。

 同時に、光波長の断片化された領域を、連続した領域に集約することで、大容量データへ割り当て可能な帯域を確保するデフラグメンテーションアルゴリズムを適用したネットワーク制御方式を開発。デフラグメンテーションによって使用可能となった信号帯域を活用することで、光ネットワークの通信容量を最大40%改善することが可能となる見込みだという。

 今後富士通では、400Gbps級の次世代インターフェイスの標準化、製品化に向けて、ハードウェアの開発、およびネットワーク管理システムの研究開発を進める計画だ。
《冨岡晶》

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