“男子カメラ”がにわかに? 一眼レフ対ミラーレスの春商戦、カカクコム調べ | RBB TODAY
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“男子カメラ”がにわかに? 一眼レフ対ミラーレスの春商戦、カカクコム調べ

IT・デジタル デジカメ
ニコン「D800(ボディ)」とキヤノン「EOS 5D Mark III」の詳細ページへのアクセス推移(「価格.comトレンドサーチ」調べ)
  • ニコン「D800(ボディ)」とキヤノン「EOS 5D Mark III」の詳細ページへのアクセス推移(「価格.comトレンドサーチ」調べ)
  • ニコン「D800(ボディ)」とキヤノン「EOS 5D Mark III」のクチコミ数推移(「価格.comトレンドサーチ」調べ)
  • ソニー「α NEX-7 ズームレンズキット」、富士フイルム「FUJIFILM X-Pro 1(ボディ)」、オリンパス「OLYMPUS OM-D E-M5(ボディ)」の詳細ページへのアクセス推移(「価格.comトレンドサーチ」調べ)
  • ソニー「α NEX-7 ズームレンズキット」、富士フイルム「FUJIFILM X-Pro 1(ボディ)」、オリンパス「OLYMPUS OM-D E-M5(ボディ)」の注目ランキング(「価格.comトレンドサーチ」調べ)
  • 「D800」レンズキット
  • 「EOS 5D MarkIII」レンズキット正面
  • レンズを装着した「FUJIFILM X-Pro1」本体(レンズは別売)
  • 「OLYMPUS OM-D」シルバー
 カカクコムは、同社が運営する購買支援サイト「価格.com」に蓄積されるアクセスデータや価格情報などを調査/分析した「価格.comトレンドサーチ」として、レンズ交換式デジカメに関するレポートを公表した。

 レンズ交換式デジカメ市場は、デジタル一眼レフカメラとミラーレス一眼デジカメの二大勢力で形成されている。特にミラーレスは、一眼レフ並みの本格的な撮影が楽しめつつ、一眼レフよりもボディサイズが軽量コンパクトで価格も安く、写真撮影の面白みを手軽に味わえることから女性ユーザーを獲得。いわゆる“女子カメ”ブームを巻き起こし、市場をけん引してきた一眼レフとシェアを二分するにまで至った。

 この影響からか、最近の市場では軽量・小型・低価格という3つのキーワードがトレンドであったが、しかし、2012年に入るとこうした傾向に対抗するモデルが続々と登場してきている。いかにもカメラらしいどっしりとしたデザインで、男性好みのする高級モデルである。

 一眼レフでは、まずニコンが2月7日に有効画素数3,630万画素の「D800」を発表(同仕様で解像感を高めた「D800E」も同時発表)し、3月2日にはキヤノンも有効画素約2,230万画素の「EOS 5D Mark III」を発表。ともに販売開始は3月下旬で、ボディ単体の予想実売価格(いずれもオープン価格)は「D800」が300,000円前後、「EOS 5D Mark III」が358,000円前後というハイアマチュア向け高級モデルとなる。

 「価格.comトレンドサーチ」によると「価格.com」でのアクセス数(1日当たり)は、「D800」が発表と同時に72,000超のPVをマークし、「EOS 5D Mark III」はそれを上回る100,000超のPVを記録。大きな注目を集めた。クチコミ数(1日当たり)も同様で、3月14日までのピークは「D800」が150件超、「EOS 5D Mark III」が400件超となっている。

 一方のミラーレスでも、富士フイルムが1月26日に同社初のレンズ交換式ミラーレスとして有効画素数1,630万画素の「FUJIFILM X-Pro1」を発表した。ボディ単体で100,000円を切るモデルが主流のミラーレスでありながら、同製品は同社直販サイト価格が150,000円(オープン価格、2月18日販売開始)。続いてオリンパスが2月8日に有効画素数1,605万画素の「OLYMPUS OM-D」を発表し、こちらもボディ単体で同社直販サイト価格が104,800円(オープン価格、3月下旬販売開始)となっている。

 「FUJIFILM X-Pro1」は3月14日までにPVのピークが50,000に及び、「OLYMPUS OM-D」は20,000という水準。デジカメの注目ランキング順では「FUJIFILM X-Pro1」が1位となった時期があり、「OLYMPUS OM-D」もトップ5で推移した。ともに3月14日現在でもトップ10内をキープしている。

 なお、ミラーレスでは昨秋発売予定であったソニー製の「NEX-7K」がタイ洪水被害の影響により延期されて今年の1月27日に販売開始。こちらもソニーストア価格でボディ単体が129,800円の高級モデルとなるが、販売開始後にPVは30,000を超え、注目ランキングでも一時期には1位を獲得。3月14日現在では、PVと注目ランキングでともに「FUJIFILM X-Pro1」と「OLYMPUS OM-D」を上回る人気を得ている。

 一眼レフとミラーレスの注目モデルが続々と発売される2012年春のデジカメ商戦は、従来の“女子カメ”に対して“男子カメラ”が巻き返しを図るかもしれない。
《加藤》
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