同シリーズ全機種で、スマートフォンやタブレットなどとWi-Fi接続することにより、遠隔操作やモニタリングを可能とする「Wi-Fi Direct」に対応。被写体の動きを検出すると自動撮影してメールに添付して送信する「お知らせメール」や、動画メッセージを送信する「ビデオメール」に対応している。
Wi-Fi Directは、まずカメラ側の設定をONにし、モニタリングしたい端末(スマートフォン/タブレット)の無線LAN設定でエブリオのSSIDを選び接続。そして専用アプリを立ち上げれば操作が可能となる。1台のエブリオにつき端末1台のみでモニタリングでき、複数台のスマートフォンとは接続できない。Wi-Fi Direct機能利用の場合、遮蔽物がない場合20m程度までは電波が届くという。
また、Wi-Fi Directを利用せずに無線LANルータ経由でアクセスしたり、グローバルIPアドレスを取得していればインターネット経由でモニタリングすることも可能だ。また、PCからもブラウザ(サポートするのはIE9のみ)でアクセスできる。
スマートフォン側からは録画スタート/停止、静止画の撮影、ズーミングなどの操作が可能で、収録画像の転送も可能。遠隔操作はカメラ側でMotionJPGに変換して端末側に送るため、通信の遅延と含めて1秒程度のタイムラグが発生する。また、収録画像の転送についてはカメラ側で640×360ピクセルサイズのMPEG4にトランスコードするため、収録時間の1.2〜1.5倍程度の時間がかかるとのことで、転送できるのは最大5分となる。
ネットワーク機能が利用出来るスマートフォン/タブレットアプリはAndroid/iOS双方で提供する。
上位モデルの「GZ-VX770」は総画素数332万画素の1/4.1型の裏面照射CMOSセンサーを搭載。レンズには最上位モデル「GZ-G5」と同様の「F1.2 GTレンズ」を採用し、光学ズームは10倍まで対応している。記録メディアは32GB内蔵メモリのほか、SDXC/SDHC/SDカードに対応。本体サイズは幅36×高さ57×奥行き115.5mm(最大突起物含む、グリップベルトを除く)、重さは約215g(バッテリ含め約235g)。想定価格は10万円前後。
「GZ-EX270」(内蔵32GBメモリ)・「GZ-EX250」(内蔵16GBメモリ)は1/5.8型裏面照射CMOSセンサーで、総画素数は150万画素。光学ズームは40倍。記録メディアは内蔵メモリのほか、SDXC/SDHC/SDカードに対応。本体サイズは幅51×高さ55×奥行き117mm(最大突起物含む、グリップベルトを除く)、重さは約195g(バッテリ含め約235g)。