NEC、災害時にメッセージを確実にやり取りできる「音声配信ソリューション」販売開始 | RBB TODAY
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NEC、災害時にメッセージを確実にやり取りできる「音声配信ソリューション」販売開始

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「音声配信ソリューション」の概要
  • 「音声配信ソリューション」の概要
  • KDDI「災害時の音声メッセージお届けサービス (仮)」
 日本電気(NEC)は11日、地震や台風などの自然災害発生時に、通信規制により音声通話が利用しづらい状況であっても、音声メッセージを確実にやり取りできる「音声配信ソリューション(NC7000-RX-VM)」の販売を、通信事業者や企業向けに開始した。

 「音声配信ソリューション」は、昨今急速に普及しているスマートフォンをはじめ、パケット通信が可能な携帯端末を活用して、災害直後の電話が掛かりづらい状況においても、通信相手へ安心感を与えることのできる音声メッセージによる安否問い合わせや状況報告、避難指示、予定変更などの伝達を可能にするサービス。

 発信者は、スマートフォンで音声を録音してデジタルデータに変換(音声ファイル化)した後、パケット通信により、その音声ファイルを通信事業者の音声蓄積サーバに送信。受信者のスマートフォンなどの携帯端末に音声受信を通知するメールを送信する。受信者は音声ファイルを受信し、端末で音声メッセージとして再生できる。同時にメッセージを受け取ったことが自動通知される。

 NEC独自の分散データベース技術により、災害時にやり取りされる膨大な数の音声ファイルの取り扱いを可能としたのが特徴。通信事業者の既存ネットワーク設備(SDP:Service Delivery Platform)に、本ソリューションを適用することで、迅速なサービス提供が可能となっている。企業におけるBCP(事業継続計画)として、社員への緊急指示を音声にて迅速に伝える手段としても利用可能。NECでは、今後クラウドサービスの一部として、企業に対しても本サービスを提供していく予定。

 なお、本ソリューションは、KDDIが2012年春以降に開始予定の「災害時の音声メッセージお届けサービス(仮)」での採用が決定している。
《冨岡晶》
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