富士通、クラウドサービス「Fujitsu Global Cloud Platform FGCP/A5 Powered by Windows Azure」提供開始 | RBB TODAY
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富士通、クラウドサービス「Fujitsu Global Cloud Platform FGCP/A5 Powered by Windows Azure」提供開始

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 富士通と米マイクロソフトは7日、マイクロソフトのWindows Azure platformを活用したパブリック・クラウドサービス「Fujitsu Global Cloud Platform FGCP/A5 Powered by Windows Azure(FGCP/A5)」を発表した。

 「FGCP/A5」は、マイクロソフトが世界各国で提供する「Windows Azure platform」と同様、「Microsoft .NET」「Java」「PHP」などのアプリケーション開発のフレームワークやストレージ機能などを利用可能となる。基本サービスは、クラウド環境でアプリを実行する“コンピュートサービス”、“ストレージサービス”、“SQL Azure”、Service BusやAccess Control Serviceといった“Windows Azure AppFabric”から構成されている。付加サービスとしては、アプリケーションの移行、システム構築、システム運用、およびサポートなどの導入系サービスも用意されている。本サービスを利用することで、Windowsアーキテクチャーで稼働する利用者の業務アプリケーションの短期間でのクラウドへの移行や、移行後の拡張が低コストで可能となり、ICTシステムの運用負荷を軽減できる見込みだ。

 また「FGCP/A5」は、日本国内にある富士通のデータセンターから提供することにより、ネットワークによるレスポンス遅延に対する懸念も少なくなるという。耐災害性、セキュリティ性、環境性を備えたデータセンターからサービスを提供することにより、重要なビジネスデータを国内に保管したい日本の利用者に安心感を提供するとのこと。さらに、アプリケーション監視やログ監視、およびジョブプロセスの自動化などの機能を通じて、システム運用を容易化する。

 また、富士通の付加サービスやサポートサービスも提供される。富士通のミドルウェア「Systemwalker」「Interstage」「NetCOBOL」の利用により、「Java」「COBOL」のアプリケーション搭載やハイブリッドクラウド環境との統合監視も実現。既存アプリケーションやICTインフラの導入・移行作業、コンサルティングなどの充実した導入系サービスをあわせて提供される。また、「FGCP/A5」のみならず、ミドルウェアやアプリケーションサービスについての問い合わせもワンストップに受付ける日本語サービスデスクを提供し、専門部隊が24時間365日対応を行う。販売目標は、サービス開始から5年間で大企業400社、中堅・中小企業は5,000社。

 「FGCP/A5」の価格は、5円から/1時間(1仮想サーバ、Extra Small相当)。富士通の日本国内データセンターを通じ、8月1日よりサービスを開始する。両社は「Windows Azure platform appliance」活用に関して、2010年7月に戦略的協業で合意し、2011年4月21日より20社の利用者を対象にトライアル提供を行っていた。
《池本淳》
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