首都圏のデータセンターのシェア、2010年国内市場の72%……IDC調べ | RBB TODAY
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首都圏のデータセンターのシェア、2010年国内市場の72%……IDC調べ

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国内コロケーション市場 データセンター所在地別 支出額予測:2009年~2014年
  • 国内コロケーション市場 データセンター所在地別 支出額予測:2009年~2014年
 IDC Japanは28日、データセンターアウトソーシング(顧客企業の情報システムのサーバをデータセンターで監視・運用するサービス)市場の国内地域別予測を発表した。

 データセンターアウトソーシングは、サーバ設置場所を貸し出す「コロケーション」と、データセンター事業者が所有するサーバを顧客に提供する「ホスティング」とに分かれ、今回の調査はコロケーションについて調査したもの。大規模データセンター、およびネット企業本体は、東京都23区内を中心とした関東地方に多く存在しているが、今回の調査によると、データセンターの2010年のシェアにおいて、関東地方は国内市場の72%(金額ベースで3,575億円)に達した。さらに東京都23区内のデータセンターだけを見ても、そのシェアは34%となっているとのこと。関東地方のデータセンターのシェアは2014年までの期間も順調に拡大し、2014年には77%(金額ベースで4,561億円)に達するとIDCでは予測している。

 2011年以降、東京都周辺の地域には大規模データセンターの開設が予定されており、同地域のデータセンターのシェアは拡大する見込みで、特に東京都23区内だけでなく、23区外の地域、神奈川県および千葉県にも大規模なデータセンターの開設が計画されているという。一方、景気後退の影響でデータセンターアウトソーシングの需要が伸び悩んでおり、こうした状況における新たな大規模データセンター開設は、サービス価格の低下圧力を強めることになるとIDCでは予測している。
《冨岡晶》
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