キヤノン、超高感度CMOSセンサーを開発……月夜の半分の暗さで動画撮影が可能に | RBB TODAY
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キヤノン、超高感度CMOSセンサーを開発……月夜の半分の暗さで動画撮影が可能に

IT・デジタル デジカメ
新開発の超高感度CMOSセンサー
  • 新開発の超高感度CMOSセンサー
  • 従来からのCMOSセンサー技術をまとめる同社のwebページ
  • 「EOS-1Ds Mark III」
  • 「EOS 5D Mark II」
 キヤノンは31日、チップサイズが202×205mmの大型CMOSセンサーを開発したと発表。これにより、35mmフルサイズCMOSセンサーの約1/100の光量で撮影でき、月夜の半分程度の0.3ルクスという暗い環境で約60コマ/秒の動画撮影が可能になるという。

 今回開発したのは、チップサイズが202×205mmと、直径12インチ(約300mm)のウエハーから製造できる最大級のCMOSセンサー。プロ仕様のレンズ交換式デジタル一眼レフカメラEOS-1Ds Mark III」や「EOS 5D Mark II」に搭載されている35mmフルサイズの約2,110万画素センサーと比較し、約40倍の大きさ。8月27日現在、同社調べで世界最大級をうたう。

 センサーを大型化する場合、従来の技術では、データ信号の受信から送信までに時間を要するため、出力の高速化が困難であった。そこで同社は、回路設計に工夫を凝らすことでこの問題を解決。センサーの大型化に成功し、なおかつ、製造プロセスを徹底的にクリーン化することにより画像の欠けやゴミなどを抑えたセンサーを実現したという。

 新開発の超高感度CMOSセンサーは、星空や夜間の動物の動画撮影、夜間の監視カメラへの応用などに用途が期待されるとしている。
《加藤》
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