MFとTokyo6to4プロジェクト、国内で初めてマイクロソフト「Teredo」技術によるIPv4/IPv6変換ルータを導入 | RBB TODAY

MFとTokyo6to4プロジェクト、国内で初めてマイクロソフト「Teredo」技術によるIPv4/IPv6変換ルータを導入

エンタープライズ マイクロソフト

実験構成イメージ図
  • 実験構成イメージ図
  • Microsoftによる「Teredo」技術解説(画像)
 インターネットマルチフィード(MF)とTokyo6to4プロジェクトは9日、インターネット相互接続(IX)サービス「JPNAP東京Iサービス」とIPv4/IPv6変換ルータ(Teredoリレールータ)を接続することを発表した。これによりIPv6インターネットの通信が大幅に効率化される見込みだ。

 NTT東日本・西日本が提供する「NGN」上でのIPv6接続サービスについては、2011年4月からの提供が予定されているが、個人向けのIPv6接続サービスを提供している事業者はまだまだ少なく、IPv6インターネット接続環境は整備途上なのが現状だ。これに対してIPv4からIPv6インターネットに接続できる技術として「IPv6自動トンネリング」技術がある。このIPv6自動トンネリング技術の1つに、NAT環境にも対応した「Teredo」技術があり、今回の接続はこれを実験導入するものとなる。実験期間は2010年6月~2011年11月。

 「Teredo」はマイクロソフトが開発したIPv6自動トンネリング技術の一種。同じ自動トンネリング技術である「6to4」とは異なり、NAT配下にあるノードからもIPv6ネットワークに接続できるのが特徴で、Microsoft Windows XP、Vista、7などのOSがすでにTeredoに対応している。

 これまで日本ではTeredoに対応したリレールータが運用されておらず、欧州などのリレールータを経由する必要があった。このため、Teredoを利用した通信は、日本国内間の通信であっても日本と欧州を往復するなど、大幅な通信効率の低下が生じていた。Tokyo6to4プロジェクトとMFは、インターネット相互接続(IX)サービス「JPNAP東京Iサービス」を利用しているプロバイダに対し、Teredoに対応したリレールータへのアクセスを提供。これにより、インターネット相互接続(IX)サービス「JPNAP東京Iサービス」上でTokyo6to4プロジェクトと相互接続を行ったプロバイダを利用しているエンドユーザーは、Teredoを利用することでIPv6による通信効率が大幅に向上する見込みだ。

 Tokyo6to4プロジェクトは、世界的に見ても珍しいIPv6自動トンネリング技術に特化したネットワークを運用しており、Teredoに対応したリレールータが日本国内のインターネット相互接続(IX)サービスに接続されるのは今回が初とのこと。
《冨岡晶》

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