富士通、基幹IAサーバ「PRIMEQUEST」のラインナップを一新 ~ 1000シリーズ全5モデルを追加 | RBB TODAY
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富士通、基幹IAサーバ「PRIMEQUEST」のラインナップを一新 ~ 1000シリーズ全5モデルを追加

エンタープライズ ハードウェア
PRIMEQUEST 1800L
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 富士通は31日、基幹IAサーバ「PRIMEQUEST(プライムクエスト)」の新シリーズ「PRIMEQUEST 1000シリーズ」(全5モデル)の販売を開始した。

 「PRIMEQUEST 1000シリーズ」は、1CPUあたり最大8コアの最新「インテル Xeon プロセッサー 7500番台」を採用したことで、従来シリーズの信頼性・可用性を継承しながら、価格性能比を最大約6倍に向上した。また、筐体の設置スペースを約1/3、質量を約1/5に小型化しており、「80 PLUS GOLD」認証を取得した電源効率や冷却効率向上との相乗効果で、最大消費電力を約1/3に低減した。また、標準で内蔵される「サーバ管理専用ユニットMMB(Management Board)」による電源ユニットの状態監視に加え、添付ソフトウェア「ServerView Operations Manager」による消費電力値の見える化を支援する機能を提供している。さらに、システムボードをはじめとするプリント板への電子部品搭載時の半田を完全鉛フリー化するなど、欧州におけるRoHS(Restriction of Hazardous Substances)指令のほか、地球の自然環境保護を目的とした各国の法令・規制に適合している。「PRIMEQUEST 1000シリーズ」は富士通グループの製品環境グリーンアセスメント規定における環境配慮トップ型製品「富士通スーパーグリーン製品」として提供するとのこと。

 「PRIMEQUEST 1000シリーズ」は、CPUにインテル製プロセッサー、OSにLinuxおよびマイクロソフト Windows Serverという業界標準のオープンなCPU、OSを採用しているため、富士通の実績豊富な「Interstage」、「Systemwalker」、「Symfoware」、「PRIMECLUSTER」などのミドルウェアや、各種業種・業務パッケージ、ストレージシステムをはじめ、世界のソフトウェアベンダー、ハードウェアベンダーから提供されている多数の製品に対応しており、最先端のオープンシステムを構築できる。また、障害隔離性に優れたハードウェアによる「パーティション機能」に加え、CPU、メモリなどのリソース配分の細かさや柔軟性に優れた、ソフトウェア(Hyper-V、VMwareなど)による「仮想マシン機能」により、信頼性や規模の異なる複数の業務システムを、「PRIMEQUEST 1000シリーズ」の高処理能力を最大限に活用しながら効率よく搭載でき、ICTインフラの最適化や企業内クラウドコンピューティング環境の構築を実現するという。さらに、富士通のサーバの自動化・可視化ソフトウェア「ServerView Resource Coordinator VE(サーバービュー リソース コーディネーター ヴィイー)」を適用することで、物理と仮想マシンを含んだサーバ環境を、1台のコンソールの統一画面で管理・監視・操作できるとのこと。

 また、メモリのミラーリングに加え、電源ユニットや冷却ファンなどの内部コンポーネントを冗長化することで、業務サービスの連続運転性を追求しており、CPUやメモリを搭載する複数のシステムボードと、PCIカードや外部インターフェースを搭載する複数のI/Oユニットを自由に組み合わせ、多彩なシステム(パーティション)構成を実現する機能「フレキシブルI/O」により、万が一、運用中のシステムボード自体に障害が発生した場合でも、当該のパーティションを自動リブートで予備のシステムボードへ乗せ替え、業務サービスを短時間で復旧できる。長期サポートサービスとセットで提供するロングライフモデルの「PRIMEQUEST 1400L」、「PRIMEQUEST 1800L」では、あらかじめ顧客専用の保守部品を確保するとともに、専任の保守体制を確立することで、初期導入時点で最長10年の長期保守を保障するとのこと。定型的な業務サービスを長期にわたり安定供給し続けなければならない社会システムなどに最適なモデルとなっている。1パーティションで、動作周波数2.26ギガヘルツ、3次キャッシュ24メガバイトの高性能CPUを最大8個(64コア)または4個(32コア)まで、メモリを最大1テラバイトまたは512ギガバイトまで搭載でき、大企業の大規模データベースシステムなどへの適用時も十分な高速処理を実現するという。

 「PRIMEQUEST 1000シリーズ」の価格は、PRIMEQUEST 1400Sが300万円から、PRIMEQUEST 1400Eが710万円から、PRIMEQUEST 1800Eが1,140万円から、PRIMEQUEST 1400Lが920万円から、PRIMEQUEST 1800Lが1,480万円から(すべて税別)。
《池本淳》
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