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1年半で急拡大したデジタルフォトフレーム市場、今後の動向は?

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携帯電話回線利用は今後のトレンドの1つに? ソフトバンクの「PhotoVision」
  • 携帯電話回線利用は今後のトレンドの1つに? ソフトバンクの「PhotoVision」
  • 「DPF-D75(BQ)」は、シェア1位を堅持するソニー製のデジフォトだ
  • 参入企業数推移と機種数推移
  • 通信機能搭載構成比と通信機能の構成比
  • 国内のタイプ別市場規模予測
 2008年、本格的に市場が確立されたデジタルフォトフレーム市場は、わずか1年半余りで急成長——調査会社、シード・プランニングによる市場調査結果からはそのような傾向が見て取れる。

 調査対象はデジタルフォトフレームを取り扱っている各分野の企業53社。調査方法は直接訪問取材/電話取材/オープンデータ調査の形を取った。

 19日、同社が発表した動向調査によれば、2008年5月における参入企業は17社で、機種数はわずか33機種。だが、それからおよそ1年半後の2009年12月には51社、機種数はおよそ4.6倍の153機種へと急増した。なお、2007年からの販売台数を見ていくと、3万台程度(2007年)、31万台(2008年)、135万台(2009年)と飛躍的な伸びを示しているという。

 最近のトレンドは「通信機能付きデジタルフォトフレーム」。2009年1月時点では全体の8%に過ぎなかったものの、同年12月の段階では倍の16%へと増加。通信機能自体にもトレンドがあり、それまで主流だったBluetooth、無線LANが減少し、代わりに赤外線通信が通信機能付き機種全体の44%を占め、また、携帯電話回線を用いたタイプが全体の28%へと躍進した。

 ソフトバンクモバイルは携帯電話回線を用いたデジタルフォトフレームで2009年に参入したばかりだが、同社は同年シェアの2位を獲得。なお2009年のシェアは、1位が前年に続きソニー、3位がトランセンド、4位が富士フイルム、5位がグリーンハウスとなっているが、3〜5位は僅差の争い。上位5社は全体の70%ほどを占め、寡占状態となっているという。

 前年比4.5倍の市場となった2009年の調査結果を受け、シード・プランニングでは2014年には市場が400万台まで拡大すると推測。ただし伸び率は2010年以降、多少鈍化するのではないかと見ている。
《小口》
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