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【MWC 2010 Vol.1】Samsung、badaスマートフォンの初号機「Wave」を発表

エンタープライズ モバイルBIZ
Samsung Wave
  • Samsung Wave
  • 各機能やアプリが並ぶメニュー画面
  • ウィジェットを配置できるホームスクリーンは最大10画面まで作成可能
  • 電話帳画面では通話やメールの履歴とTwitterやFacebookの投稿を統合的に管理できる
  • スケジュール情報を他のユーザーと共有できるプッシュカレンダー。ここではYahoo! Calendar宛に予定を送信している
  • タッチ操作に適したUIをプラットフォームとして提供し、badaアプリ開発者が容易に利用できる
 Samsung Electronicsは14日(現地時間)、同社独自のスマートフォン用プラットフォーム「bada」を搭載する初めての「Samsung Wave」(型番:S8500)を発表した。グローバル市場向けの機種として今年4月の発売を予定している。

 スペイン・バルセロナで15日より始まる移動体通信の総合展示会「Mobile World Congress」にあわせ、開幕前夜のプレスカンファレンスで実機を公開した。3.3インチワイドVGA(800×480)のアクティブマトリックス型有機ELディスプレイ、同社が開発したという1GHz駆動のプロセッサ、フルタッチ操作UIの新バージョン「TouchWiz 3.0 UI」などを搭載する。

 OSの役割を果たすソフトウェアプラットフォームには、2008年11月に発表されたbadaを採用した。大型ディスプレイを持つタッチ操作のスマートフォン用にSamsungが独自に開発したプラットフォームで、パートナー企業に対しては既にアプリの開発環境が提供されている。アプリ配信の仕組みとしては「Samsung Apps」がイギリス、フランス、イタリア、シンガポール、ドイツ、ブラジル、中国で展開されており、今年中に50ヵ国以上に広げる予定。iPhone OSやAndroidなどに対抗していく格好となる。

 同社ではWaveを「スマートフォンの大衆化」を牽引する製品として位置づけており、テクノロジー好きのアーリーアダプター層だけでなく、あらゆるライフスタイルのユーザーに適したデバイスとしてアピール。コミュニケーション系の機能を特に強化し、通話やメールの履歴とTwitterやFacebookの更新情報などを相手別に一覧できる統合型の電話帳、スケジュール情報を他のユーザーと簡単に共有できる「プッシュカレンダー」などを搭載する。720p動画の録画機能などマルチメディア系機能も充実させたほか、Bluetooth 3.0や802.11nといった先進的な通信機能もサポートした。
《日高彰》
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