【スピード速報(164)】岩手県のダウンレートトップ3は陸前高田市、住田町、金ケ崎町 | RBB TODAY

【スピード速報(164)】岩手県のダウンレートトップ3は陸前高田市、住田町、金ケ崎町

ブロードバンド その他

横軸の単位はMbps。岩手県における市町村区ごとのダウンレートのランキング(20位まで)。トップは名勝・高田松原で知られる「海浜・交流都市」の陸前高田市(りくぜんたかたし)であった。
  • 横軸の単位はMbps。岩手県における市町村区ごとのダウンレートのランキング(20位まで)。トップは名勝・高田松原で知られる「海浜・交流都市」の陸前高田市(りくぜんたかたし)であった。
  • 横軸の単位はMbps。岩手県における市町村区ごとのダウンレートのランキング(20位まで)。トップは名勝・高田松原で知られる「海浜・交流都市」の陸前高田市(りくぜんたかたし)であった。
【スピード速報】はhttp://speed.rbbtoday.com/の1週間分の計測データをもとに各種の統計データを速報でお伝えする。このサイトはIXに計測専用サーバを置き、月間計測数は数十万を超え、統計データとしても十分な精度と信頼性を持っている。

 今回は、前回「青森県のダウンレートトップ3は階上町、青森市、五戸町」にいただいたリクエストにお応えして、岩手県の市町村別平均ダウンロード速度(ダウンレート)ランキングをご覧いただく。2009年7月〜10月の測定データ(GIGA SPEED分を含む)から郵便番号が明示されていたものを抽出して、日本郵便のサイトで公開されている最新の全国郵便番号ファイルとの付け合せによって地域を特定し(※)ダウンレートを算出した。

 なお、測定データから個人を特定できないように、測定データ件数が2件以上だった市町村のみをグラフ化している。

 図を見ての通り、ダウンレートのトップは陸前高田市(りくぜんたかたし)で48.8Mbpsであった。陸前高田市は岩手県の東南部に位置する人口2万4千人の都市であり、岩手県の「市」の中では最も人口が少ない。名勝・高田松原がある「海浜・交流都市」だが、数年前からの「国内最大級の無線LANによる地域イントラネットの構築」でも知られている。今回のダウンレート・トップの記録は、市を挙げたネットワーク構築・活用の歴史の上に成立したのではなかろうか。

 48.0Mbpsという僅差で2位の気仙郡住田町(けせんぐん・すみたちょう)も岩手県の東南部に位置している。岩手県の「町」の中では最も人口が少ない「森林林業日本一の町」であるが、トップの陸前高田市に隣接しており、この位置関係が僅差の2位となった原因ではないかと考えられる。

 3位の胆沢郡金ケ崎町(いさわぐん・かねがさきちょう)は岩手県の南西部にあり、農業を基幹産業とする人口1万6千人の町である。しかし、県内最大の工業団地を有しており、工業出荷額が県内市町村でトップクラスという工業の町でもある。加えて、平成11年に東北・北海道の自治体としては初めて、環境管理の国際規格「ISO14001」を認証取得するなど、先進的な施策を行っていることなどが、ネットワークスピードの高さとなって現れたと思われる。

 以上のとおり、前回の青森県と同様に「人口の集中している中核都市・地域が上位を独占することはなく、周辺都市や町で異なった個性をもつ自治体が上位にランクイン」している。岩手県の場合、この傾向が特に顕著であり、非常に興味深い。この傾向が他の都道府県にも見られるかどうか、今後も調査していこう。

(※)郵便番号による地域の特定について
 当コラムでは地域をまたがる郵便番号について考慮しているが、岩手県内には市町村をまたがる郵便番号はない。
《平野正喜》

編集部のおすすめ記事

特集

page top