【スピード速報(163)】青森県のダウンレートトップ3は階上町、青森市、五戸町 | RBB TODAY

【スピード速報(163)】青森県のダウンレートトップ3は階上町、青森市、五戸町

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横軸の単位はMbps。青森県における市町村区ごとのダウンレートのランキング(20位まで)。トップは青森県東南端の三戸郡階上町(さんのへぐん・はしかみちょう)、2位は青森市であった。
  • 横軸の単位はMbps。青森県における市町村区ごとのダウンレートのランキング(20位まで)。トップは青森県東南端の三戸郡階上町(さんのへぐん・はしかみちょう)、2位は青森市であった。
  • 横軸の単位はMbps。青森県における市町村区ごとのダウンレートのランキング(20位まで)。トップは青森県東南端の三戸郡階上町(さんのへぐん・はしかみちょう)、2位は青森市であった。
【スピード速報】はhttp://speed.rbbtoday.com/の1週間分の計測データをもとに各種の統計データを速報でお伝えする。このサイトはIXに計測専用サーバを置き、月間計測数は数十万を超え、統計データとしても十分な精度と信頼性を持っている。

 今回は、3日に東北新幹線のレール敷設工事が完了し、東京−新青森の東北新幹線全線のレールが一本につながったことを記念して、青森県の市町村別平均ダウンロード速度(ダウンレート)ランキングをご覧いただく。2009年7月〜10月の測定データ(GIGA SPEED分を含む)から郵便番号が明示されていたものを抽出して、日本郵便のサイトで公開されている最新の全国郵便番号ファイルとの付け合せによって地域を特定し(※)ダウンレートを算出した。

 なお、測定データから個人を特定できないように、測定データ件数が2件以上だった市町村のみをグラフ化した。

 図を見ての通り、ダウンレートのトップは三戸郡階上町(さんのへぐん・はしかみちょう)で58.0Mbpsであった。階上町は青森県東南端の人口1万4千人の町で「つつじといちご煮の里」として知られている。また、多くの縄文遺跡が点在し、1250年以上の歴史と文化を誇っている。しかし、これだけを見ると、ダウンレートが高速である理由が見当たらない。そこで、隣接する八戸市に目を転じると、技術者教育のグローバル化で知られる八戸工業大学の敷地が階上町との境界にあることがわかる。八戸工業大学には1,500人弱の学生が在籍し150名近い職員がいることから、このことが今回ダウンレートのトップに立った主な理由の一つと考えられる。

 2位には県庁所在地である青森市が47.2Mbpsでランクインした。青森市は人口30万人を越える中核市であり、最近ではカーリングの「チーム青森」が2010年のバンクーバーオリンピック代表チームに内定したことでも知られている。青森市では前述の東北新幹線・新青森駅の開業に向けて「くるぞ新幹線!活かすぞチャンス」と題した開業対策基本計画を公開しており、今後もインフラの拡充が進むことが期待できる。ダウンレートが高いのは当然と言えるだろう。

 3位は三戸郡五戸町(ごのへまち)で青森市と僅差の46.7Mbpsであった。五戸町の基幹産業は農業であり、馬肉料理やなんばんみそ等を特産品としている。1位の階上町と同様に、町の概要だけを見ると、ダウンレートが高速である理由が見当たらない。そこで、各官庁の公開資料を検索したところ、総務省が作成した資料「地方公共団体が整備・保有する光ファイバ網の現状に関する調査結果」で、青森県において光ファイバ網の開放に係る問合せ窓口を設けているのは、五戸町と中泊町だけであることがわかった。あくまでも想像だが、このことがダウンレート3位につながったのかもしれない。

 以上のとおり、以前解析した各県の場合と同様、人口の集中している中核都市・地域が上位を独占することはなく、周辺都市や町という異なった個性をもつ自治体が上位にランクインしている。この傾向が他の都道府県にも見られるかどうか、今後も調査していこう。

(※)郵便番号による地域の特定について
 当コラムでは地域をまたがる郵便番号について考慮しており、以下の「地域をまたがる郵便番号」については地域番号順により◎印の地域における測定データとして扱っている。

〒035-0000 : ◎青森県むつ市/下北郡東通村
〒039-0100 : ◎青森県三戸郡三戸町/三戸郡南部町
《平野正喜》

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