富士通は28日、携帯電話を身につけた人の、身体の立体的な動きを正確に測定できるセンシング技術を発表した。 センシング・コントロール・ラボの渡邊嘉二郎氏(法政大学教授)と共同開発したもの。この技術を活用したサービスの第一弾として、プロゴルファー江連忠氏監修の下、携帯電話でゴルフスウィングのチェックが可能となるアプリ「ETGAスウィングレッスン」も同時に開発されており、将来的に携帯電話製品への搭載が予定されている。 身体運動時の一定時間内の腰の回転量や腰の向きが、運動パターンごとに異なる点に着目し、特徴点を検出することで運動パターンを分析する「3Dモーションセンシングエンジン」を開発。このアルゴリズムを、ゴルフスウィングの運動パターン検出に応用することで、スウィングフォームを検出し、さらにスウィングごとの特徴点を抽出することで、フォーム診断を実現した。 「ETGAスウィングレッスン」は、携帯電話内蔵の各種センサーから得られる身体運動データを元に、「3Dモーションセンシングエンジン」でゴルファーのスウィングフォームの軌道分析を行い、スウィング中の16個のチェックポイントに対して評価する。携帯電話を腰に取り付けてスウィングするだけで測定が可能なほか、画面のガイダンスに沿ってタッチパネルを操作するだけで、測定やアドバイス表示も可能だ。ゴルフスクール「ETGA(Ezure Tadashi Golf Academy)」主宰である、プロゴルファー江連忠氏の理論に基づき、わかりやすく的確な評価とアドバイスが受けられる。測定したデータをグラフ表示し、傾向や上達度を確認できたり、ベストスウィングを登録することで、測定した各スウィングとベストショットの違いを確認できる、本格的ゴルフスウィング診断アプリとなっている。 ネットワークサービスとの連携も可能で、スウィングデータをネットワークにアップロードできる。将来的には複数のプレイヤーが同時に参加するネットワークサービスへの展開、さらにゴルフダイジェスト・オンラインとのコラボレーションによるネットワークサービス「ゴルフスウィングチェックサイト(仮称)」を今後提供する。サービスはニフティと共同開発を行い、連携してサービスを提供する。 なお、10月6日より幕張メッセにて開催される「CEATEC JAPAN 2009」の富士通ブースにて、実際に体験できるコーナーが出展される予定だ。
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