NHK、スーパーハイビジョン用マルチチャンネルヘッドフォンプロセッサを開発 | RBB TODAY

NHK、スーパーハイビジョン用マルチチャンネルヘッドフォンプロセッサを開発

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22.2マルチチャンネル音響
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  • 開発した22.2マルチチャンネルヘッドフォンプロセッサ
 日本放送協会放送技術研究所(NHK技研)は20日、スーパーハイビジョン用の3次元音響22.2マルチチャンネルヘッドフォンプロセッサを開発したと発表した。

 スーパーハイビジョンは画素がハイビジョンの4倍で、垂直方向が4320、水平方向が7680。画角は100度としている(ハイビジョンの画素は垂直方向が1080、水平方向が1920。画角は30度)。これに加えて音響面も進化し、アッパーレイヤーで9チャンネル、ミドルレイヤーに10チャンネル、ローレイヤーに3チャンネル、ウーファとして2チャンネル、合計22.2チャンネルが用意。2年前に開催された展示会“FINETECH”にて、谷岡所長は「このシステムでは縦方向にも音の立体感があり、例えばロケットが打ち上げられているのを見る場合には非常に臨場感を得ることができる」と説明した。

 今回の開発により、22.2マルチチャンネル音響を、市販のヘッドフォンでも正確に再現可能になり、前後左右や上下に広がる音(3次元音響)を忠実に視聴できるようになる。

 今まで22.2マルチチャンネル音響を確認するためにはスピーカを多数配置したスタジオで視聴するしかなかった。しかし、今回は頭部伝達関数(音源から耳に到達するまでの音の伝わり方)を測定し、その値をプロセッサに入力した。多数のスピーカを使用できない中継車でも、22.2マルチチャンネル音響を手軽に聴くことができるようになるなど効率化が期待される。

 また、集音用のマイクロフォンについては、遮音板を用いて1箇所の空間を複数に区切り、それぞれの中に小型マイクロフォンを配置する構造のワンポイント・マイクロフォンを新たに開発。隣接するマイクロフォン同士の干渉を避け、3次元の音響収音を可能にした。
《RBB TODAY》

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