「先を見せる」BIツールで、米QlikTech社が日本に本格参入 | RBB TODAY
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「先を見せる」BIツールで、米QlikTech社が日本に本格参入

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「QlikView(クリックビュー)」画面写真
  • 「QlikView(クリックビュー)」画面写真
 スウェーデンで創業し、現在は米国に本社を置くQlikTech International AB(クリックテック)は10日、ビジネス・インテリジェンス(BI)ツール「QlikView(クリックビュー)」を日本語化し、日本市場で本格的に販売開始することを発表した。

 日本市場に本格参入するにあたり、同社はサイロジックと総販売代理店契約を締結し、正式に同社を総販売代理店ブランド「QlikView Japan」として任命したとのこと。またさらなる拡販を目指し、アシスト、CSKシステムズ西日本、日立アイ・エヌ・エス・ソフトウェアと再販契約を締結した。

 QlikViewでは「連想」技術により、膨大な情報を独自の理論で超正規化し、自動的にドキュメントファイルに変換する。その結果、元の情報をいっさい欠落させることなく、データ全体を5分の1から20分の1程度に縮小することが可能。こうして縮小されたドキュメントファイルであれば、すべてのデータをメモリに展開できるため、ハードディスクドライブ(HDD)ではなく、「インメモリ」でサービスを提供する。QlikViewでは、20億件に達する大量情報でも、ユーザからの問い合わせに対してその場で計算して表示できるため、中間集計や分析軸設計など、一般システム要件定義も不要とのこと。

 今後同社は、インメモリという特性と、ユーザインターフェイスのわかりやすさから、経営判断のみならず、誰もが使えるBI(分析)ツールとして、QlikViewを日本企業に提案・提供していくとしている。すでにエヌ・ティ・ティ・コミュニケーションズ(NTT Com)での導入が予定されている。ダウンロードトライアル、納入後30日間の返金保証などのサービスも予定中とのこと。
《冨岡晶》
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