IBM、ストレージ最上位機種「DS8000シリーズ」の機能を拡張 〜 全データ暗号化対応など | RBB TODAY
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IBM、ストレージ最上位機種「DS8000シリーズ」の機能を拡張 〜 全データ暗号化対応など

エンタープライズ ハードウェア
IBM System Storage DS8000
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 日本IBMは12日、基幹業務向け高性能ディスク・ストレージの最上位機種「IBM System Storage DS8000シリーズ」における機能拡張として、搭載ディスクに自己暗号化機能付きのHDD、大容量で低コストの1TB SATA HDDドライブ、ならびにソリッド・ステート・ドライブ(SSD)の採用を可能としたことを発表した。

 自己暗号化機能付きHDDを搭載した構成では、HDD内に記録されるすべてのデータが暗号化可能となる。暗号化処理はHDDの暗号化エンジンで行われ、暗号キーは「IBM TivoliR Key Lifecycle Manager(TKLM)」ソフトウェアで管理される。HDD自身が暗号化処理を行い、上位の制御装置にはデータ暗号化による負荷がかからないため、ディスク装置全体としての処理スピードを低下させることなく暗号化することができるとのこと。1TB 7,200回転/分 SATAドライブを搭載した構成は、現行の450GBのファイバーチャンネルHDDより、容量あたり67%低価格で、搭載可能な物理ディスク容量は50%以上増加する見込み。このモデルは、特に更新頻度の少ないデータの参照用やアーカイブ保管用、また応答性能を問わないアプリケーション向けとなっている。ソリッド・ステート・ドライブ(SSD)を搭載した構成は、ディスクにフラッシュ・メモリを採用。データベースのログや共通参照データなど、頻繁にアクセスするデータの格納向けとなる。

 IBM System Storage DS8000 自己暗号化ドライブ構成は、物理容量2.3TBからで最小構成価格は96,627,000円(税抜)。1TB 7,200回転/分 SATAドライブ構成は、物理容量16TBからで最小構成価格は129,417,000円、ソリッド・ステート・ドライブ(SSD)構成は物理容量:1.1TBからで最小構成価格は649,415,000円。HDD構成の出荷開始は3月6日、SSD構成の出荷開始は4月24日となる。
《冨岡晶》
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