日立、自動車の絶対速度を誤差2%で測定可能な車速センサ技術 | RBB TODAY
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日立、自動車の絶対速度を誤差2%で測定可能な車速センサ技術

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 日立製作所は8日、77GHz帯のミリ波レーダを用いて、自動車の絶対速度を正確に測定できる小型車速センサ技術を開発し、ミリ波レーダの送受信部をアンテナを含めてワンチップ化したプラスチック樹脂パッケージの試作品を発表した。

 同技術は、ミリ波を地面に向けて照射することにより、地面に対する自動車の絶対速度を計測するもので、従来の車輪回転センサを用いて車輪の回転数から速度を計測する方式と比較して、スリップ時やブレーキ作動中のタイヤの回転が停止している状況でも計測できるのが特徴だ。ワンチップ化されたパッケージは、6.5×4.4×6.0mmと小型で、測定範囲を近距離に限定することで従来のセンサで必要とされていた専用モジュール構造の設計を不要としている。

 パッケージ試作品を信号処理回路や電源回路などとともに実装した車載センサユニットを用いた走行実験では、測定誤差2%という結果が確認された。
《富永ジュン》
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