富士通、基幹IAサーバ「PRIMEQUEST」にエントリーモデルを追加、ラインナップ一新 | RBB TODAY
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富士通、基幹IAサーバ「PRIMEQUEST」にエントリーモデルを追加、ラインナップ一新

エンタープライズ その他
PRIMEQUEST 510A
  • PRIMEQUEST 510A
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 富士通は17日より、基幹IAサーバ「PRIMEQUEST(プライムクエスト)」において、CPUにデュアルコア インテルItaniumプロセッサ9100番台を搭載した新シリーズ「PRIMEQUEST 500Aシリーズ」の販売を開始した。5月30日より出荷を開始する。

 「PRIMEQUEST」は、Itaniumプロセッサ、Linux、Windows Serverといった標準のオープン・アーキテクチャーと、メインフレームで培った高信頼ハードウェアテクノロジを融合させたオープン・ミッションクリティカルサーバで、データベース、ERPソリューション、基幹システム再構築、科学技術計算などの分野で採用されている。

 「PRIMEQUEST 500Aシリーズ」では、従来モデルの性能を強化するとともに、Itaniumプロセッサ9100番台を最大4CPU搭載可能なエントリーモデル「PRIMEQUEST 510A」を新たにラインナップに追加し中・小規模システムにも対応する。ミッドレンジモデル、ハイエンドモデルと共通の自社開発チップセットを採用、5ユニットサイズのコンパクト設計のラックマウントタイプで、AC100ボルト電源にも対応する。

 また、2006年7月より販売しているミッドレンジモデル「PRIMEQUEST 520」ならびにハイエンドモデル「PRIMEQUEST 540」「PRIMEQUEST 580」を一新し、Itaniumプロセッサ9100番台を最大8CPU搭載可能な「PRIMEQUEST 520A」、最大16CPU搭載可能な「PRIMEQUEST 540A」、最大32CPU搭載可能な「PRIMEQUEST 580A」の提供を開始する。特にハイエンドモデルの「PRIMEQUEST 540A」および「PRIMEQUEST 580A」では、フロントサイドバスの動作周波数を従来モデルの533MHzから667MHzに高速化し、処理性能を約10%向上させた。また「PRIMEQUEST 540A」および「PRIMEQUEST 580A」では、最新OSと連携し、パーティションに対応したハードウェアの構成を動的に変更する「ダイナミックパーティション機能」を新たに提供する。

 「PRIMEQUEST 500Aシリーズ」の販売価格は、PRIMEQUEST 510A(最大4CPU搭載)が300万円〜、PRIMEQUEST 520A(最大8CPU搭載)が520万円〜、PRIMEQUEST 540A(最大16CPU搭載)が2,180万円〜、PRIMEQUEST 580A(最大32CPU搭載)が4,180万円〜。対応OSはRed Hat Enterprise Linux 5、Red Hat Enterprise Linux AS v.4、SUSE Linux Enterprise Server 10、SUSE Linux Enterprise Server 9、Microsoft Windows Server 2008、Microsoft Windows Server 2003,Datacenter Edition、Microsoft Windows Server 2003,Enterprise Edition。PRIMEQUEST全体で、2009年度末までに全世界で2,000台を販売する目標とのこと。

 なお同社によれば、最上位モデル「PRIMEQUEST 580A」がSAP 2階層SD(Sales and Distribution)標準ベンチマークテストにおいて、Windows Server搭載サーバとして世界最高記録を達成したとのこと。2006年8月に達成したLinux搭載サーバとしての世界最高記録と合わせて、Linux、Windows Serverの両オペレーティングシステムで「PRIMEQUEST」は世界最高記録を獲得したこととなる。
《冨岡晶》
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