富士通研究所、次世代FeRAM用新メモリ材料を開発〜1,000億回の書き換えを実現
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180nm世代テクノロジーのFeRAMのメモリ材料として、従来はチタン酸ジルコン酸鉛(PZT)が用いられているが、微細化を進めると電荷量が得られなくなってしまい、130nm世代テクノロジーへの適用までが限界と言われていた。この新材料は、PZTより大きな電荷量を蓄えられる強誘電体であるため、180ナノメートル(nm)世代の製品で採用されているものと同じ構造のままで、90nm世代以降のFeRAMに適用することが可能で、大容量FeRAMの実用化を可能にするとのこと。
今回、ビスマス成分の一部をサマリウムで置き換えることで、書き換えによる劣化を抑える技術と、鉄成分の約半分をクロムに置き換えたゾルゲル溶液を用いて、BFOを結晶化し、リーク電流を低減する技術との「ゾルゲル法」と呼ばれる技術が2種類開発され、書き換えによる劣化、リーク電流を大幅に低減させることが可能となった。
なお本技術について東京工業大学は、文部科学省 科学技術振興調整費を受けているとのこと。
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