大日本印刷は6日、映像データを暗号化して記録する機能を備えた車載カメラ向け組込用MPEG-4カメラボード「CB4201B」を発表した。サンプル価格は5万円。2008年春から販売を開始する。 CB4201Bは、縦65mm×横95mmの小型ボード上に暗号化機能付きMPEG-4モジュールと画像補正IC、加速度センサー、SDカードスロット、NTSCカメラインターフェイスなどを実装したもの。追突や衝突、急ブレーキ、急ハンドルなどの衝撃で加速度センサーが反応すると、反応前にさかのぼって最大35秒間映像と音声をMPEG-4フォートマットで記録するほか、夜間や逆光などの悪条件下での画像は視認性が高い画像に補正する機能も用意されている。 記録されたデータは暗号化され、専用ソフトウェアがにインストールされたパソコン上で管理者がICカードや認証機能付きUSBメモリなどを使って認証を行うことで視聴や管理が可能だ。 同社では、カスタマイズや映像管理システムの運用サポート、関連製品などを含めて2009年度に15億円の売上を見込んでいる。