PCからスマホへ被害拡大、ランサムウェアの国内状況に対し“緊急注意喚起” | RBB TODAY

PCからスマホへ被害拡大、ランサムウェアの国内状況に対し“緊急注意喚起”

IT・デジタル セキュリティ

「Locky」に感染した環境で表示される日本語メッセージ(トレンドマイクロ公式ブログより)
  • 「Locky」に感染した環境で表示される日本語メッセージ(トレンドマイクロ公式ブログより)
  • 「AndroidOS_Locker」の身代金要求メッセージの表示例
  • 「KeRanger」の身代金要求メッセージ表示例
  • トレンドマイクロが日本の法人利用者から受けたランサムウェア被害報告数推移
  • 『すぐ役立つ!法人組織でとるべき「ランサムウェア」対策』表紙
 去年より、日本国内でも問題となってきた「ランサムウェア」(身代金脅迫型ウイルス)。実際に被害者が出ているだけでなく、その対象も、個人から組織に、PCからモバイル端末にと、拡大の一途をたどっている。

 古くは英語表記の脅迫文が多く、日本での流通量は少なかった。これは日本が標的として狙われていなかったためだが、近年のサイバー犯罪の激化にあわせ、日本語を使ったランサムウェアも、2014年ごろより登場するようになった。たとえば、情報処理推進機構(IPA)は、日本語で表示されるランサムウェアの相談が増えたことから、2015年6月に注意を呼びかけ。今年に入っても再度注意呼びかけを行っている。またIPAが選ぶ「情報セキュリティ10大脅威」でも、2014年は10位以下だった「ランサムウェアを使った詐欺・恐喝」が3位にまで上昇している。

 今年2016年に入ってからも、日本語で脅迫するランサムウェア「Locky」、OS Xを狙って動作する初のランサムウェア「KeRanger」、スマホを人質に日本語で脅迫する「AndroidOS_Locker」が、相次いで拡散・発見されている状況だ。すでに日本国内もランサムウェアについて“危険水域”に到達したといえるだろう。

 こうした状況を受け、トレンドマイクロは6日、「緊急注意喚起-国内民間企業でも被害が深刻化するランサムウェアの脅威」とするブログ記事を公開。法人組織でランサムウェアの被害を防ぐための手引書『すぐ役立つ!法人組織でとるべき「ランサムウェア」対策』を緊急公開したことを発表した。

 それによると、トレンドマイクロ法人サポートセンターへの法人顧客からのランサムウェア被害報告について、2014年は40件だったのが、2015年は650件と約16倍まで増加したという。これは一日2件、被害報告されている現状となる。

 手引書では、ランサムウェアの特徴や攻撃手法、国内外での被害状況とともに、業務データが被害に遭わないために実践できる対策が解説されている。
《赤坂薫》

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