ソニー新型ナブ・ユー:特殊吸盤もセンサーもパワーアップ(その1) | RBB TODAY
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ソニー新型ナブ・ユー:特殊吸盤もセンサーもパワーアップ(その1)

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ソニーのポータブルカーナビnav-uが新しくなった
  • ソニーのポータブルカーナビnav-uが新しくなった
  • 本体底部:これだけ薄くなった。各種コネクタや端子がつくが、クレードルとの接続端子は背面にあり、底部中央の銀色のボタンを押すと取り付け部分が持ち上がる
  • 特殊吸盤つきクレードル:側面に見える端子は光ビーコンの受信ユニットを接続する
  • こちら側の端子は電源端子
  • ちょうど、ダッシュボードと似たような樹脂製の材質だったので、ためしに編集部のイス背面に取り付けてみた。この状態では無理はできないが、空のイスをひっぱるくらいではびくともしなかった
 ソニーのポータブルカーナビ、ナブ・ユーが新しくなって21日発売となる。まず外観で気がつくのは本体のサイズだ。旧製品にくらべて本体奥行きが大幅に薄くなっている。もちろんそれによって機能が制限されることはない。携帯しやすい薄型になったことで使い勝手などはどうなったのか、さっそく検証してみたい。

 ナブ・ユーが他社のポータブルカーナビ(あるいはPND)と違うのは、まず、本体取り付けようのクレードルの特殊吸盤と自由度の高いアングル調整機能だ。続いて、加速度センサーとジャイロセンサー内蔵による高いナビ精度。そして、光ビーコンによるVICS情報対応という3点だろう。これらは、旧型と比較してどうなったのだろうか。

 粘着性のあるスポンジのような吸盤式のクレードルは、ダッシュボードの材質や処理をほとんど選ばずしっかり固定できるのが特徴だ。これは他社も採用してほしいくらいのものだ。なぜなら、日本の法律では、フロントガラスに視界を妨げるものは装着できないことになっている。直接カーナビなどを取り付けていけいないとは明記されていないが(ルームミラーなどはフロントガラスに取り付けられているものが多い)、メーカーとしてはユーザーにリスクを負わせないため、吸盤式の固定台でもフロントガラスへの装着を勧めていない。代わりに粘着テープのついた台座、吸盤のための鉄板(裏が粘着テープ)を用意している。しかし、これが以外としっかり固定するのがむずかしい。強力なテープに見えても、前処理や定着時間が足りないと、夏冬の高低温でテープがはがれてくることもしばしばだ。

 今回の新型で、粘着面がさらに改良されている。スポンジ部分も厚みが増して、かなり大きな凹凸にも密着可能になっている。また、本体が小さくなったことで、アングル部分とクレードルの本体接続部もコンパクトになり、さらに取り付け自由度が増した。他社製品のように、角度調整がレバーやネジによる固定方式ではないので、使用しながら助手席に画面を向けたりも簡単にできるのもうれしい。ただし、スポンジが厚くなった分、本体を空中に浮かした状態で固定すると、車の振動をひろいやすくなった感がある。なるべく本体はダッシュボードに接するように取り付けたほうがよいだろう。

 <その2>では、ナビ機能や光ビーコンを評価したいと思う。
《中尾真二》
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